バスの数釣り。初心者の方なら誰しもが「飽きるくらいにバスを釣ってみたい」と思うはず?です。

ただ、バスはそう容易く釣れてくれる魚ではないので、基本的なノウハウやテクニックをしっかりと押さえておく必要があります。

では基本的なノウハウやテクニックとは何か。今回はその点にフィーチャーして紹介していきます。「一度でいいから数釣りをしてみたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

1.フィールドのポイント、地形を把握する

出典:写真AC

数釣りをする上では、フィールドのポイントや地形を把握しておくことが重要です。

バス釣りは魚探しの上手い下手が大きく釣果にかかわる釣りなので、季節や状況に応じたポイントを把握しておくとポイント移動する際にも根拠を持ってポイントを回ることができます。

ポイントをしらみつぶしに回っていくというのも良いですが、時間は限られていますし効率的に釣れる確率が高いであろうポイントに狙いを絞って回っていったほうが良いでしょう。

例えば、夏であれば流れ込みやシェードなどが一級ポイントとなります。基本はこれらを押さえたポイントを回るようにするのがベターです。

また、自分だけの場所をつくるのも一つです。まったく何もないようなオープンウォーターでも岸からすぐ近くにブレイクがあったり、何か障害物が沈んでいたりと目に見えない何かを知っておくと強いです。

1級ポイントがだめな時でもプレッシャーを避けることができるので、数釣りができる可能性も高くなります。

2.フィールドのアタリカラー・サイズを見つける

フィールドのアタリカラーやサイズを見つけておくとルアーローテーションをする際に楽になり、数釣りできる可能性が高くなります。

一番はいつもどんな状況でも釣れる鉄板ルアーを見つけることですが、そんなオールマイティなルアーを見つけるのはなかなか難しいので、フィールドで実績のあるカラーやサイズを見つけるだけでも手がかりが増えて、その日のアタリルアーに近づいていくことができます。

反対に、ルアーローテーションの際に基準となるカラーやサイズを把握しておかないと、頭の中がこんがらがってしまい、終いにはどれを使えば釣れるのかワケが分からなくなってしまいます。

ルアーのカラーやサイズに関しては、ネットで情報をチェックしたりショップなどで情報収集すれば、ある程度は基準となるものが出てきます。あとは自分で検証してみるのみです。

3.手元に伝わらないアタリを察知する

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バス釣りは浮きがないため全てのアタリを感覚的なもので察知しないといけないものと思いがちですが、視覚でも見極めることができます。

ではどこを見て見極めるかというとラインです。バスはルアーを咥えると左右に走ったり頭を振ったりという行動をするのが一般的なので、何かしらの変化がラインに出ます。

例えば、ラインがスーッと走ったり、急にフケたりすればアタリである可能性が高いです。

ただ、ラインに出ないアタリもあります。バスがバイトしてその場所で留まっている場合にはラインに変化が出にくいです。この場合には僅かに手元に伝わってくる変化を頼りにします。

バス釣りは「今のアタリ?」というような明確に出ないアタリが比較的多いです。

ポイントとなるのは、おかしいと思ったらアワセてしまうことです。そうすることによって、これもバスのアタリだったのかと段々と覚えていきます。

4.自分に合ったタックルで釣りをする

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タックルは釣りを難しくも簡単にもしてくれるものなので、できるだけ自分に合ったタックルで釣りしたいところです。自分に合ったタックルで釣りができればストレスなく快適に釣りができるので精神面でも優位になります。

ロッドやリールは様々なものがリリースされていますが、高いから釣れるというワケでもありません。性能が良いということは釣りにおいて有利になることは間違いありませんが、それは「使いこなせて」の話です。

例えばベイトリールなどの例であれば、いくら高くても自分の手が小さいがためにパーピングがしにくいといったことであれば、上手く握れません。そうするとキャスト精度の低下や疲労、ストレスにつながります。すなわち釣果にも関係してくるということです。

また、ロッドにおいても振りにくいものはおすすめしません。自分が振りやすい、ルアーの重みをしっかりロッドに乗せて遠心力でキャストしやすいものがおすすめです。自分に合うロッドやリールは人それぞれなのでショップで実物を触ってから購入すると良いでしょう。

5..キャスト精度

バス釣りにおいてキャスト精度の良し悪しは釣果に大きくかかわるものですが、当然数釣りをする際にもキャスト精度が高いほうが有利です。

なぜなら状況によってはピンスポットへのキャストが必要な時や、キャストを一投で決めることがバイトにつながるということがあるからです。

例えば、朝一でまだ誰もルアーを通していないスポットなどであれば一投目にバシッと決まれば釣れる可能性が高くなります。杭などのピンスポットはタイトにアプローチしたほうが良いですし、護岸沿いもなるべくタイトにトレースしたほうが良いです。

キャストを何回も繰り返して、何回も同じ場所をトレースすればバスは自ずと警戒心が高まり口を使う可能性が低くなってしまいます。

キャスト精度が向上することで、オーバーハングの下などにアプローチするようにもなりますし釣れていなかった魚をキャッチできる可能性が高くなります。

数釣りをするためにはフィールドに通うことが大切!

数釣りをするために必要なことを紹介してきましたが、ポイントとなるのはフィールドの特性を知ることです。

最初に紹介した「フィールドのポイント、地形を把握する」や次に紹介した「フィールドのアタリカラー・サイズを見つける」は、すなわちフィールドの特性を把握することです。

そのためには、やはりフィールドに通うことが重要となります。たくさんバスを釣るにはコツコツとフィールドの特性を把握していくことで「この状況ではあの場所だ、あのルアーだ」というように勘が働くようになってきます。