バス釣りを楽しむオカッパリアングラーにとって、靴はかなり重要なアイテムです。
オカッパリ釣行は気軽さや手軽さが魅力といえど歩くことが基本となるので、「イマイチ靴がしっくりきていない」「やけに足が疲れる」といった方は、今一度靴に着目することをおすすめします。
当記事では、「オカッパリではどんな靴が良いのか」という点について様々な靴を例に挙げて解説していきます。オカッパリ用に新たに靴の購入を検討しているという方も、ぜひ参考にしてみてください。
1フィールドやシチュエーションによってフィットする靴は異なる

バス釣りのオカッパリ釣行と言えば気軽に釣りができるのが良いところですが、履いていく靴を間違えると少なからず負担やストレスとなります。
やはり、釣りに行くフィールドやシチュエーションなどにフィットする靴を選択するのがベターです。
バス釣りでオカッパリ釣行となれば、「足で釣る」と言われるように、いかにテンポよくポイントを回っていくかが釣果を上げるための鍵となります。そのため、歩きづらい靴だとオカッパリ釣行ではかなり不利になるので、できるだけ歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。
以下では、それぞれの靴がどんなフィールドやシチュエーションにフィットするのかを紹介していきます。
1.スニーカー
普段履くような街歩き用のスニーカーは、護岸整備されたフィールドに向きます。
反対に言えば、普段の街歩きと同じような感覚で歩けるフィールドであれば別段トレッキングシューズやフィッシングシューズでなくてもスニーカーで十分です。
このようなフィールドであれば、履きなれたスニーカーがベストです。コンクリ護岸であれば普段アスファルトの上を歩く感覚で歩けるので、自分が歩きやすいと思っている靴を選ぶのが良いです。
釣り場では少なからず汚れることも想定できるため、「歩きやすかったけど街歩きには使わなくなった」というような履き古したスニーカーを改めて釣り用にするのも良いでしょう。
2.トレッキングシューズ・ブーツ
山歩きやアウトドアで使われるトレッキングシューズは、オカッパリ全般に対応しますが特に地面が土や砂利など護岸整備されていないフィールドやポイントで釣りをする際に相性が良いです。
トレッキングシューズは、グリップが強く効くソールのものが多いので、悪路を歩く際に向きます。多くのバスプロがトレッキングシューズでオカッパリ釣行をしていることからももってこいでしょう。
また、冷え込みが厳しくなる冬場などであれば防寒性能の高いトレッキングブーツが重宝します。足元の冷えから守ることができるので冬の釣りに一つあると心強いです。
3.アウトドアサンダル
肌が露出するアウトドアサンダルは、浜や護岸での釣りであれば問題ないでしょう。
特に夏場はアウトドアサンダルであれば足元が涼しく幾分快適に釣りができますし、浜なであればバスをキャッチする時足元が濡れても何ら問題ありません。
ただ、地面が草木で覆われていたりゴミが散乱しているといったようなフィールドやポイントでは怪我の恐れがあるので注意です。アウトドアサンダルは肌が露出するので、虫が多い場所などもおすすめはできません。
4.防水ブーツ・長靴
雨の日の釣行には防水ブーツや長靴が欠かせません。
ブーツの種類のなかには撥水加工が施されたものもありますが、これでは水の侵入を防ぐことはできないので、雨の日は完全防水タイプのブーツ、もしくは長靴を選ぶのがベターです。
また、防水ブーツや長靴であれば遠浅のエリアなどの場合、若干であれば水に浸かることができるので、攻めるポイントが広がるのもメリットです。地面がぬかるんでいたり、朝露などで草木が濡れていたりという時にも向きます。
最近では、携帯性の良い折りたためる防水ブーツもリリースされています。かさばらないものが良いという方は、たためるタイプがおすすめです。
5.フィッシングシューズ・ブーツ
フィッシングシューズやフィッシングブーツは、釣りメーカーが釣り用に開発しているということもあって、あらゆる釣りに対応したシューズやブーツがリリースされているのが特徴です。
バス釣りのオカッパリ釣行であれば、ソールがラバー素材のラジアルソールのものを選ぶのがベターです。コンクリ護岸や地面が土や砂利のフィールドにも広く対応します。
気をつけないといけないのは、スパイクソールです。スパイクソールは磯場などでは良いですがコンクリ護岸などではかえって滑りますし歩きづらくなります。基本的にスパイクソールはバス釣りのオカッパリには向かないので、汎用性の高いラジアルソールがおすすめです。
靴選びは慎重に!
ご覧いただきましたように、バス釣りのオカッパリでは、フィールドやシチュエーションにフィットした靴を選ぶことが大切です。
フィットした靴を選べば疲労が軽減できたり、ストレスなく釣りができたりというメリットがあります。さらには、安全性が高まるので安心感が違います。
ただ履き心地は人それぞれ特有のものがありますので、購入の前には一度試着するこをおすすめします。やはり、自分の足にしっくりこない靴を選んでしまうのは元も子もないので慎重に選ぶようにしましょう。