魚のキスは好きですか?淡泊で上品な甘みのあるキスは、天ぷらの高級食材として知られています。キス釣りといえばボート釣りのイメージが強いものですが、実は、春から夏にかけては、サーフ(浜辺)や堤防から初心者でも簡単に狙うことができます!この記事では、釣りを始めたばかりの人でも爆釣が狙えるような、ちょい投げでのキス釣りの始め方をご紹介します。

キスはどんな魚?

撮影;著者

ひとくちに「キス」と言っても、さまざまな種類のものがいますが、一般的にキスと呼ばれるものは「シロギス」を意味します。10匹前後から多いと50匹近くの集団を作って泳ぎます。日の出とともに起きだし、日中は海底を泳ぎまわり、夜になると砂に身を潜めて眠ります。 シャープな姿がキレイな魚で、その美しさから「海の貴公子」と呼ばれることも。顔もキレイな魚なので釣れたらぜひチェックしてみてください!

キス釣りのベストシーズンは?

キスの産卵期は初秋で、ゴールデンウィークごろから晩夏までは、砂浜の波打ち際付近まで上がってきます。積極的に捕食活動をするため釣りやすく、釣りをしたことがないという人がキス釣りをスタートするのには、絶好のタイミングです。キスは寒くなると海の深場に移動するため、冬は船釣りがメインになります。ゴールデンウィークから夏のキス釣りは、数がたくさん釣れるのが魅力ですが、秋に向かってサイズアップしていくため、重量感を楽しみたい方は秋前もおすすめです。

キスが釣れる場所や時間は?

キスは砂地や砂利浜を好むため、海水浴ができそうなサーフが狙い目。底が砂地であれば、堤防や船着き場(ただし船が停泊していないときに限る)も積極的に攻めてみましょう。朝マヅメと呼ばれる日の出の前後1時間や、夕マヅメと呼ばれる日没前の時間がキスの朝ごはん&晩ごはんの時間帯にあたり、釣りやすくなります。

夏に海水浴の予定がある方は、早めに出かけて泳ぐ前にキス釣りを楽しみ、ランチはBBQで釣ったキスの塩焼きなんていうのはいかがでしょうか。

キス釣りをはじめよう!

初心者がキス釣りをスタートするときには、キス釣りに使うロッド(竿)、仕掛け、エサを知る必要があります。

キス釣りの竿

キス釣りといえば、長いロッドで投げ釣りをしているベテランの姿やボート釣りをしている姿を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、ゴールデンウィークから晩夏にかけては、釣りを始めたばかりの人でも、ちょい投げ釣りで簡単にキスを釣ることができます。

2~3m程度のエギングロッド、シーバスロッド、アジングロッド、コンパクトロッドなど、キス釣り専用ロッドではなくても、手持ちのもので代用できるのがちょい投げキス釣りの魅力の1つ。竿先が柔らかめのものであれば、小さな当たりも見逃しにくくおすすめです。

ちょい投げの仕掛け

小型のスピニングリールを使用し、ミチイトにはナイロンの3~5号程度のラインを使いますが、もちろんPEラインでもOKです。5~10号程度のL字またはジェット天秤を使用。キス釣り用の市販の仕掛けをセットしたらOKです。

キス釣り用の仕掛けとして、天秤や2~4本針のついた仕掛けがセットになったものが市販されているため、それを順番にセットするだけでもOKです。釣りの初心者の場合、針の本数は少なめのほうが絡みづらくておすすめです。

キス釣りのエサ

釣りの難しいところでもあり、醍醐味でもあるエサ選び。選ぶエサの種類やその太さ、長さなど、さまざまな要因で釣果が大きく異なります。キス釣りは、基本的には生きた虫エサを使います。アオイソメやイシゴカイが最もポピュラー。どちらを購入するか迷った場合は、釣りの楽しみ方で選んでみましょう。数釣りを楽しみたい場合には体の細いイシゴカイ、ある程度大きなサイズを狙いたい場合はアオイソメがおすすめです。生き餌が苦手という方は、ソフトワームでもOKです。

初心者でもできるちょい投げキス釣り

釣りを始めたばかりの人の場合、キス釣りは遠投ではなく、ちょい投げでチャレンジする方法がおすすめです。

(1)ロッドに仕掛けとエサをセット

(2)仕掛けをできるだけ遠くへ飛ばすようにキャスト

(3)仕掛けを底につけ、ゆっくりと引きずるように巻く

(4)プルプルという軽い当たりを感じたら、竿を立てるように合わせて釣り上げる

前述したようにキスは群れで泳ぐ魚です。1匹釣れたら釣れた場所をよく覚えておき、すぐに同じ場所に仕掛けをキャストすると、効率よく数釣りを楽しむことができます。

うまく釣るポイントは?

キスの数が多く食い気のあるときは、キャストしてちょっと引きずるだけでも釣れてしまうのがキス釣りの楽しいところです。より釣果アップを望む場合には、ポイントを押さえておきましょう。

カケアガリを狙うのはセオリー

撮影:著者

キスはカケアガリと呼ばれる、砂地の起伏のある部分を好みます。カケアガリは、仕掛けをキャストして巻いてくるときに、少し重いような感覚のある部分です。引きずるときに抵抗感のある場所を見つけたら、その場から仕掛けを動かさず、キスがエサを見つけるのを少し待ってみましょう。

食い気が弱いときの対処法

キスの食い気が低い場合には、エサの垂らしを長めにしたり、房がけ(1針に数匹まとめてつける)にするのもおすすめです。

外道が釣れても釣れる楽しさを満喫して

撮影:著者

キス釣りの仕掛けは、キス以外の小物もたくさん釣れる仕掛けです。ベラやガッチョ、フグなどがその大半ですが、地域によってはカワハギやマコガレイが釣れることもあります。エサ取りのフグに針ごと取られてばかりいると、気が滅入ることもありますが、ちょい投げはたくさんの魚種に出会えるのも楽しみの1つ。キスが思うように釣れなくても、釣りの楽しみを味わってみましょう。