釣りはエサ釣りとルアー釣りで様々な釣法が存在していますが、堤防や磯で活躍する釣法がフカセ釣りです。

フカセ釣りはコマセをヒシャクで撒いて、釣り針につけた刺し餌と同調させる釣りですが、代表的なターゲットが2種類います。

一つはメジナで、クロやグレとも呼ばれています。もう一つがクロダイで、チヌの愛称で親しまれています。

今回はチヌに焦点を当てて、フカセ釣りでチヌを狙う際のおすすめロッドをご紹介します。

チヌは比較的ほとんどの釣り場に存在しているターゲットなので、初心者の方もチヌにおすすめのロッドを手にして、ぜひ銀色に輝くチヌをゲットしてくださいね。

それでは早速チェックいきましょう。

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なぜチヌを狙うにはフカセ釣りが良いのか

出典:pixabay

チヌには2種類存在しており、クロダイ(チヌ)とキビレ(キチヌ)が存在しています。

チヌは銀色に輝く一般的に良く見られる姿をしていますが、キビレはヒレの部分が黄色くなっている事が特徴的です。

ぱっと見ただけでは違いが分からないかもしれませんが、ヒレを見ると非常に違いが分かりやすいです。

チヌは警戒心が強い魚であり、そう簡単にルアーなどでは食わせる事は難しいですが、キビレはルアーに好反応を示す魚です。

筆者がライトゲームをしているとキビレがよく釣れたので、動くものへの反応はとても良いです。

チヌに関してもチニングというジャンルが確率されているのでルアーに反応がない訳ではありませんが、夏の高活性な時期以外ではテクニックが必要となり難しくなります。

そこで、今回のテーマでもあるフカセ釣りが登場します。チヌ狙いでのフカセ釣りではナイロンラインの2号前後に、1.5号前後のハリスを使用するため、チヌに違和感を与えにくいという一面を持っています。

また、チヌ専用の集魚剤は比重が重く、底付近にいる事がほとんどのチヌを効果的に狙う事が出来るので、刺し餌を食わせやすくもなっています。

冬の活性が低い時期でもフカセ釣りであれば問題なくチヌを狙う事が出来、年無しと呼ばれる良型のチヌを狙う事も出来ますよ。

チヌ竿と磯竿どちらを選べばいいのか

出典:ダイワ

フカセ釣りでは、磯竿という5.3m程度の長さのロッドを使用します。しかし、釣具店に行くと磯竿の他にチヌ竿というものも陳列されています。

チヌ竿というものは分かりやすく言えば、チヌ専用のフカセ釣りロッドです。グレなどを狙う磯竿とは竿の調子が異なっており、胴の部分から曲がる胴調子となっています。

グレなどであればヒットした瞬間に根に潜る可能性もあるため、胴は粘り強く作られた先調子のものが一般的ですが、チヌは根に潜る心配が低いため胴調子のものが一般的です。

では先調子ではなく胴調子を選ぶメリットはなんであるのかという疑問が出ますが、まず先にお伝えしておきたいのですが、チヌを狙う場合は先調子の磯竿でも全く問題はありません。

つまりは、チヌを掛けてからのファイト方法の違いがあるという事になります。チヌ竿は胴調子でよく曲がるため、チヌの引きを存分に楽しみながらじわじわとチヌの体力を削る事が出来ます。

根に潜る心配の少ないチヌだからこそ、出来る事でもありますね。逆に、チヌ竿でグレを狙う事はおすすめ出来ず、グレの突進を止める事が出来ず根に潜られるなんて事にも繋がります。

チヌ竿を使用する際はチヌのみを狙い、グレも狙いたいという場合は磯竿を使用しましょう。

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