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夏のバス釣りを語る上で外せないキーワードと言えばシェード。直射日光を遮ることができるシェードは夏のバスが身を潜めるには最適なスポットです。

ただ、目に見えてシェードだと分かるようなスポットであれば、どのアングラーも一度はキャストをするもの。そのため、一匹でも夏に多くバスを釣るには、「アングラーに気付かれていない」「攻められていない」シェードを見つけることも必要となります。

そこで今回は、シェードができる代表的なカバーから、「え、こんなところもシェードになるの?」という小場所まで、あらゆるシェードを紹介していきます。夏、バス釣りに行く際は、ぜひ参考にしてみてください。

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シェードができる代表的なカバー

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1.オーバーハング

オーバーハングはシェードができるカバーとしてはもっともポピュラーといってもいいでしょう。覆いかぶさった木の影響から広範囲にシェードを作り出し、夏バスにとっては絶好のスポットとなります。

ただ、オーバーハングは誰しもが絶好のポイントだと分かってキャストをするので、ハイプレッシャーが必至。普通にキャストをしてもなかなか釣れないので、スキッピングで、できるだけ奥へとアプローチすることが必要となります。

その際はスキッピングがしやすいルアーを選ぶのがベターです。例えばスティックベイトのノーシンカーなどがおすすめです。

2.橋の下・橋脚

橋の下となれば、当然ながらシェードができます。夏の釣りでは、バスもさることながら人間もできるだけ涼しいところで釣りたいところなので、ついつい橋の下で涼みながら釣りをしては粘ってしまいます。

話が脱線してしまいましたが、橋をカバーとして狙う際は橋脚周りをタイトに攻めるのがベターです。橋脚周りは流れのヨレができたり、地形変化に富んでいたりするのでバスが付いている可能生が高いからです。

ただ、そうは上手くは釣れてくれません。理由は先程のオーバーハングと同様です。

3.水門

水門の下には大きなシェードができます。さらに水門であれば水の動きもあるので、夏においては狙うべき絶好のスポットです。

水門は夏でなくも常時プレッシャーが高い人気ポイントなので、釣るとなれば容易ではありませんが必ずチェックはしておきましょう。

4.アシ

アシが密生している場所であれば、シェードができます。

ただ、夏であればバスは日を避けて比較的アシの奥に入り込んでいることも考えられるので、アシ際を釣る際はヘビーなタックルがおすすめです。テキサスリグなどでアシの奥へとワームを放り込むのがコツです。

5.桟橋

ハイランドレイクなどに多い桟橋もシェードができるカバーとしては代表的です。言わずもがなですが桟橋の下にカバーができます。

桟橋を攻める際はライトリグなどで丁寧に釣るのがおすすめ。周囲にこれといったポイントがなければバスの付き場となっている可能性も高いので見過ごせないほうが良いです。

こんなところも!見過ごせないシェード

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1.護岸沿い

コンクリで固められた護岸沿いも日の加減によりますがシェードができます。そのため、陸っぱりの場合、夏は護岸沿いに寄ってきたバスから狙うのがポイントです。

真夏のピーカン時であれば、ライトリグでじっくり釣るのがベターとはなりますが、日が多少落ちててくればトップでも十分釣ることができます。その際はあくまで護岸沿いにできたシェードをトレースしてくることが大切です。

2.杭

夏であれば杭にできるシェードも見過ごせません。ほんの少ししかシェードはできないかもしれませんが、夏バスはちょっとしたシェードに身を潜めていることもあるのでチェックすべきです。

杭に付いているバスは相当タイトに付いているので正確にルアーを落とす必要がありますが、ルアーを正確にアプローチさせできればフォールで勝負が決まることが多いです。

3.テトラポッド

テトラポッドが密集するようなポイントもチャンスありです。

テトラポッド単体でも日を遮ることでシェードができる他、テトラポッドとテトラポッドが重ね合ってできた隙間は日が直接届かない場所になります。こういったスポットはバスが身を潜めている可能性が高いので丁寧にチェックするのがおすすめです。

4.立ち木

立ち木も幹が太いものであれば十分なシェードができるので、チェックしておく価値はあります。

立ち木を攻める際のポイントは杭と同様です。なるべくタイトにアプローチすることがバスのバイトを得るには必要となります。

5.沈船

沈船の船頭や船尾がひょっこり顔を出しているような状態であれば、少なからずシェードができているはずなので、夏であれば狙い所です。

沈船を攻める際は基本フォールで誘うのがおすすめ。テキサスリグでストンと落としてみたり、スモラバでゆっくり落としてみたりと複数試してみると良いです。

6.ヘラ台

ヘラ台も夏に狙うべきスポットとなります。日によってヘラ台や渡し板の周りにはシェードができます。

陸っぱりから狙う際は静かに立ち寄り、できるだけ離れた場所からキャストするのがポイントです。

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実は美味しいスポットを見逃していたかも?

ご覧いただきましたようにフィールドを見渡せば、至るところにシェードが出来得るスポットがあります。そのため、もしかすると今まで攻めていなかった小場所が実は美味しいスポットになっていた、ということもありえます。

夏に釣りをする際は、今一度フィールドを見渡して良く観察してみることをおすすめします。