メタルジグを使ったショアからのルアーフィッシングといえば何が思い浮かぶかと聞くと、ほとんどの方がショアジギングが思い浮かぶのではないでしょうか。
筆者もそう聞かれればショアジギングと答えるほどに、メタルジグを使ったルアーフィッシングはショアジギングが定番です。
しかし、ショアジギングは40~80g程度の比較的重ためのメタルジグを激しくしゃくり続けるため、身体への疲労は溜まりやすいです。
ロッドを握っている手の二の腕あたりや肩にくる疲労は、多くの方が経験しているのではないでしょうか。
今回は、ショアジギングはもっと楽に楽しめないのかという方々に向けて、ショアスローをご紹介します。
ショアスローをマスターすれば楽に釣りを続ける事が出来るので、ショアジギングを楽しんでいる方はぜひチェックしてくださいね。
それでは早速、気になるショアスローについてご紹介します。
ショアスローについて知ろう
ショアスローとショアジギングは何が違うのかというと、大まかにいえばしゃくりの速さです。
ショアジギングは早いピッチでジャカジャカと巻いて青物を狙う事が多いですが、ショアスローはゆっくりとした速さでメタルジグをアクションさせます。
ショアスローはオフショアジギングでも同じようなものがあり、スロージギングという名前で呼ばれています。
ショアスローもスロージギングもメタルジグの速さを追いきれない魚や、活性が低くなった魚に食わせの間を与える事が出来るという大きなメリットを持っています。
もちろん、活性が高い魚を狙う場合や、青物を狙う場合にもショアスローは効果的な釣法なのでショアスローをメインに楽しんで頂いでも問題ありませんよ。
ショアスローのアクション方法
ショアスローのアクション方法はショアジギングのしゃくりをゆっくりにしたものとほとんど同じですが、誘い方に違いがある点もあります。
メタルジグをキャストした後ボトムをとり、糸ふけをとってラインをまっすぐに張ります。
ロッドを2時方向に上げて20~30cmほど上にしゃくります。ロッドを上に上げた時にリールを半回転、ロッドを下げた時にさらにリールを半回転させるリーリングも行いましょう。
しゃくるスピードですが、1秒に1回のペースでしゃくり続けてもいいですし、素早く3回ほどしゃくってテンションフォールで魚に食わせの間を与える方法でも構いません。
ボトムを中心に狙う場合は後者の方法の方が丹念に探る事が出来るので、フラットフィッシュや根魚を狙いたい方はぜひ試してみてくださいね。
2つのしゃくり方を織り交ぜた方法も効果的で、時折ただ巻きを織り交ぜる方法もメタルジグに変化を与えるので、あたりがなかなか出ない場合に試してみる事をおすすめします。
ショアスローで使用されるメタルジグ
ショアジギングで使用されるメタルジグは細長い形状をしているものが多いですが、ショアスローで使用されるメタルジグは扁平形状のものが多いです。
ショアスローではゆっくりとしゃくるため、フォール速度が速いメタルジグとの相性があまりよくありません。
扁平形状のメタルジグであれば、ゆっくりとしたフォールを生み出してくれるので魚にしっかりとメタルジグを見せる事が出来ます。
釣具店でメタルジグを購入していても今までショアスロー向けのメタルジグを意識して見た事がない方は、ぜひ一度意識して見てみる事をおすすめします。
各社から様々なスロー系メタルジグが販売されているので、見ていて楽しくなってきますよ。
おすすめのスロー系メタルジグについては本記事の後半でご紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。