春のポカポカ陽気が終わり、次第に暑い夏がやってきます。
夏の暑さを乗り越えるのは大変ですが、釣り人にとって逃してはならない魚釣りシーズンと言えるでしょう。
この記事では、夏に釣れるスズキ『美味しいスズキ』の特徴・料理方法について紹介します。
実は高級魚とされているスズキ。
釣って楽しい食べて楽しいスズキ釣り(シーバス釣り)を是非ご堪能ください!
夏に釣れるスズキ『美味しいスズキ』とは?

最大1m以上にもなるスズキ。
美味しい時期が限られる魚ではありますが、夏に釣れるスズキは旬の時期を迎えており、非常に美味しい魚です。
まずはじめにスズキという魚について簡単に解説します。
スズキは出世魚
スズキは、幼魚から成魚までの間に名前が変わる出世魚です。
出世魚はスズキ以外に、ブリやボラなどが該当します。
スズキの呼び名は大きさで区別されており、地域によって呼ばれ方は多少異なります。
スズキの呼び名は以下の通りです。
ヒカリゴ
5cm前後の個体。
体が銀色に光っていることから名づけられました。
コッパ
15cm前後の個体。
ちなみに漢字で書くと”木葉”と書きます。
セイゴ
25cm前後の個体。
セイゴは生まれてから、約2年経過しています。
フッコ
30~40cmの個体。
フッコは生まれてから、約3年経過しています。
ちなみに関西では”ハネ”と呼ぶこともあるそうです。
スズキ
60~70cmの個体。
大きい物では1mを超すものもいます。
ハラブト
冬の産卵期を迎えた大物のことをいいます。
しかし、味はいまひとつです。
スズキは水温が高い場所が好き!
スズキは水温が高い場所を好みます。
夏場は水温が上昇し、活性がよくなるのでスズキを狙う絶好のチャンスと言えるでしょう。
スズキが居座る場所は以下の3つです。
・水温が安定している沖の深場
・温排水が流れ込んでいる場所
・潮汐や海流によって温かい海水が運ばれている場所
ちなみにスズキはシーバス(sea bass『海のバス』)と呼ばれていますが、海だけでなく河川にも生息します。
海から河川へ、河川から海へ移動します。
なんと100km以上もの大移動する個体も存在するようです。
スズキは生息場所によって味が異なる!
スズキは、生息する水域によって味が大きく異なります。
綺麗な水域に生息していたスズキであれば、身だけでなく、内臓まで美味しく食べることができます。
ただし、汚い水域に生息していたスズキは汚染されてしまっていることがあるので、注意しましょう。
夏に釣れるスズキの特徴は?

夏に釣れるスズキにはどんな特徴があるのか紹介します。
夏のスズキは活性が高く、狙うには絶好のチャンス。
是非とも覚えておいてください。
夏のスズキは美味しい!
スズキ、またの名をシーバス。
シーバス釣りは、釣りそのものを楽しんでリリースされる方も多いかもしれません。
しかし、スズキは時期を間違えければ、非常に美味しい白身魚です。
成魚で大きいほど脂がのって美味しいとされています。
スズキの旬は4月~8月
スズキの旬は4月~8月です。
それは、夏のスズキは良く捕食するため、太っているためです。
ただし、時期を逃すと一気に味が落ちます。
夏が過ぎ、秋になったタイミングのスズキは子持ちであることが多く、味が急激に落ちて、生臭くなります。
それゆえ、スズキを食べたいのであれば、夏のシーズンを逃すわけにはいけません。
美味しく食べるなら、釣り上げる絶好のチャンスと言えるでしょう。
海が荒れた後はチャンス!
夏は台風が来て、海が荒れてしまうことがあります。
しかし荒れた海はスズキの大好物。
台風が去った後の荒れた海ではスズキの活性が上がります。
荒れた天気の後はチャンスと言えるでしょう。
ただし、急に降ってくる雨には注意しましょう。
夏に釣れるスズキの料理を紹介!

スズキは透明感のある白身で非常に淡白です。
川魚のような香りがほんのりしており、血合いはほとんどありません。
すすぎ洗いをしたようなきれいな身と言われています。
そんなスズキ料理と言えば何を想像されるでしょうか?
スズキの洗い
スズキの洗いは、スズキを刺身にした後、氷水に浸けた料理です。
切った刺身を温度差を利用して身を白く縮れさせます。
コリコリとした食感が加わり、刺身とは違った食感が味わえるはず。
また、魚臭さも抜けるので匂いに敏感な方でも問題なく食べることができるでしょう。
ちなみに醤油・ポン酢・ワサビで食べるのがオススメです。
スズキの天ぷら
スズキを天ぷらにすると、ふわふわの食感が味わえます。
衣はサクサク・中はホロホロといった絶品料理です。
ちなみに大葉や梅肉入りにしても美味しく仕上がります。
夏のスズキを釣り上げよう!

夏は美味しいスズキを釣って食べる大チャンス。
暑さに負けず、たくさんキャストしてみましょう!
きっと大きなスズキが釣れるはず!
ただし、暑さ対策はお忘れなく。
是非、夏のスズキ釣り(シーバス釣り)を楽しんで見てください!