春のポカポカ陽気が終わり、次第に暑い夏がやってきます。
夏の暑さを乗り越えるのは大変ですが、釣り人にとって逃してはならない魚釣りシーズンと言えるでしょう。
この記事では、夏に釣れるアユ『夏の風物詩・鮎』の特徴・料理方法について紹介します。
初夏から夏が旬であるアユを是非釣ってみてください!
1夏に釣れるアユ『夏の風物詩・鮎』とは?

アユは、決められた期間のみ釣り場が解禁されます。
その解禁期間に釣り人が10mもの竿を静かに構えてアユを釣る姿は、日本の『夏の風物詩』とされています。
そんな夏の風物詩のアユ釣り。
まずはじめに、アユの生態から紹介していきます。
アユは1年の人生
アユは漢字で、”年魚(ねんぎょ)”とも呼ばれます。
理由は長生きすることができないためです。
アユの多くは1年ほどの命で、長くても2年で人生を終えます。
しかも、産卵は1年目のみで、2年目には産卵することはありません。
それゆえ、アユは貴重な魚であるといえるでしょう。
アユの友釣りは縄張り相手への攻撃?
アユを釣る時は、おとりとなる生きたアユを針につけて釣る”友釣り”という釣り方が主流です。
これは、縄張り意識が高いアユに対して有効で、縄張りに入った他のアユを体当たりするという性質を利用しています。
アユはスイカの香りがする!?
アユは漢字で、”香魚(こうぎょ)”とも呼ばれます。
これは、水質が良い河川で捕れたアユはスイカのような香りがするためです。
また、水質によってはスイカの香りでなく、キュウリのような香りがする個体も存在するようです。
アユの香りはエサによっても変化するようで、アユならではの香りが楽しめます。
夏に釣れるアユの特徴は?

夏に釣れるアユには、どんな特徴があるのか紹介します。
夏はアユ釣りが解禁され、狙うには絶好のチャンス。
是非とも覚えておいてください。
初夏のアユは独特の風味がある
6月頃のアユは”若鮎”と呼ばれます。
若鮎は骨が柔らかく、独特の風味があるとされています。
晩夏のアユは脂肪がたっぷり
8月下旬以降のアユは子持ち鮎であることが多いです。
そして、その子持ち鮎は脂肪を多く含んでいます。
6月からアユ釣り解禁!
アユ釣りはおよそ6月から解禁となり、8月頃までの間、盛んにアユ釣りが行われます。
ちなみに河川で釣れるアユは4月頃に稚魚のアユが出荷され、放流されたものとなります。
現在市場に流通している多くは養殖ものなので、自分で釣り上げたアユを食べることは非常に贅沢であるといえるでしょう。
1夏に釣れるアユの料理を紹介!

綺麗な河川で育ったアユは非常に絶品です。
とはいえ、河川には寄生虫が混じっていることがあるので、注意しつつしっかりと洗ってから料理しましょう。
さて、アユ料理と言えば何を想像されるでしょうか?
やはり王道と言えば、塩焼きですかね。
アユの塩焼き
アユ料理の王道、塩焼き。
アユの独特の香りと塩味が絶妙にマッチします。
ちなみに、ヒレには多めに塩を付けると出来栄えが良く見えます。
また、ハラワタの苦みが好きな方は、ハラワタごと焼いて食べても問題ありません。
ハラワタの苦みと塩辛さの組み合わせが好きな方もいるのではないでしょうか。
アユの甘露煮
アユの甘露煮も非常に美味しいです。
アユが有名な地域ですと、お土産屋さんにおいてあることがしばしば。
甘い味付けとアユのホロホロな身がベストマッチします。
やわらかな食感がたまりません。
夏のアユを釣り上げよう!

夏はアユ釣りが解禁されて、アユを釣り上げるチャンス。
暑さに負けず、たくさんキャストしてみましょう!
きっとたくさんのアユが釣れるはず!
ただし、暑さ対策はお忘れなく。
是非、夏のアユ釣りを楽しんで見てください!