春のポカポカ陽気が終わり、次第に暑い夏がやってきます。
夏の暑さを乗り越えるのは大変ですが、釣り人にとって逃してはならない魚釣りシーズンと言えるでしょう。
この記事では、夏に釣れるウナギ『実は旬じゃない鰻』の特徴・料理方法について紹介します。
ウナギを食べて夏バテを防止しましょう!
1夏に釣れるウナギ『実は旬じゃない鰻』とは?

「夏といえば、夏バテ防止のために旬のウナギ!」
そう思われる方もいるでしょう。
しかし、実はウナギの旬は夏ではありません。
「夏の『土用の丑の日』にはウナギを食べるじゃないか!」
これにはウナギの旬と関係する秘密が、天然ウナギと養殖ウナギに隠されています。
天然ウナギの旬は秋
まずは天然ウナギの旬から解説します。
夏の『土用の丑の日』にウナギを食べる習慣がありますが、天然ウナギの旬は実は秋~冬なのです。
天然ウナギは、海で生まれ、淡水域や汽水域で育ち、秋になると産卵をしに海へ下ります。
このタイミングこそが天然ウナギの旬なのです。
ちなみに、天然ウナギは市場に出回ることが少なく、ほとんどが養殖されたウナギです。
それゆえ、天然ウナギは非常に貴重であるといえるでしょう。
養殖ウナギの旬が夏
次に養殖ウナギの旬を解説します。
養殖されたウナギは、夏の『土用の丑の日』に合わせて、旬の時期と同じ状態になるよう調整しています。
つまり、天然ウナギは秋~冬にかけて脂がのるのに対し、養殖することで夏に脂がのるようタイミングをずらしていたのです。
余談ですが、今年(2020年)の夏の『土用の丑の日』は7月21日(火)・8月2日(日)です。
夏に釣れるウナギの特徴は?

夏に釣れるウナギには、どんな特徴があるのか紹介します。
夏はウナギが活性化する時期であり、狙うには絶好のチャンス。
といいつつも、真冬でなければほぼ1年中狙える魚です。
是非とも覚えておいてください。
初夏に釣れるウナギは味がやや劣る
先ほども記載のとおり、天然のウナギの旬は秋~冬です。
そのため、初夏である5月~7月に釣れるウナギは脂が少なめであることが多く、味は若干落ちぎみ。
とはいえ、天然のウナギは貴重であり、天然ならではの味わいがあるため、釣りあげる価値はあるでしょう。
8月以降のウナギであれば、脂がのり始めるので美味しく食べるチャンスと言えます。
ウナギは悪天候を好む!夏はチャンス!
ウナギは悪天候を好みます。
大雨で水が濁っていたり、太陽の光がなかったり、湿気が多かったりする場合はチャンス到来です。
普段は夜行性であるウナギですが、悪天候の影響で昼間も活発に活動をすることがあります。
悪天候は釣り人にとって不運なことばかりではなく、意外と幸運が訪れるタイミングかもしれません。
夏場は台風などで天気が荒れることがあります。
その翌日に釣りに行ってみると良いでしょう。
ただし、足元には十分注意してくださいね!
夏に釣れるウナギの料理を紹介!

ウナギは夏バテ防止に最適だといわれています。
それは、ウナギに含まれるビタミンなどの栄養素が疲労回復や食欲増進に効果的であるとされているためです。
ちなみに釣ったウナギを捌く際は、臭みを消すために”泥抜き”をすることをオススメします。
さて、ウナギ料理と言えば何を想像されるでしょうか?
やはりご飯の上にのせて食べるアレですかね。
うな丼
ウナギといえば、うな丼。
こんがりと焼いたウナギとご飯の相性がたまりません。
私は山椒と一緒に食べるのが好きです。
ちなみに、山椒はウナギの脂をさっぱりとする効果、消化を助ける効果、臭みを消す効果があるそうです。
ひつまぶし
うな丼だけではありません。
名古屋名物、ひつまぶし。
細かく切ったウナギとご飯を混ぜたものです。
うな丼よりもバリエーションに富んだ食べ方ができます。
まずはそのままモグモグ。次に薬味を入れてモグモグ。最後にお茶漬けでサラサラと。
個人的にはうな丼よりもひつまぶしのほうが好きです。
〆のお茶漬けがたまりません。
ウナギボーン
ウナギの骨も美味しく食べることができます。
静岡名物にウナギの骨スナック『ウナギボーン』という商品があります。
それを真似て作ってみるのも良いでしょう。
骨を油でカリカリにあげることで、おつまみに大変身します。
お好みで塩をかけても美味しく食べることができます。
夏のウナギを釣り上げよう!

夏にはウナギ!
暑さに負けず、たくさんキャストしてみましょう!
きっと栄養たっぷりのウナギが釣れるはず!
ただし、暑さ対策はお忘れなく。
是非、夏のウナギ釣りを楽しんで見てください!