スピニングリールの糸よれやライントラブルを防ぐ方法・直す方法を紹介!

出典:写真AC

スピニングリールの機構上、糸よれは切っては切れないものです。さらには、糸よれが強くなると、ラインが団子状になってしまったり、絡んでしまったりと大きなライントラブルの要因にもなるのでやっかいです。

そのため、まずは糸よれやライントラブルが起きないように対策をとること。さらには糸よれが強くなってきた時にはそれを解消することが大切となります。

そこで今回は、スピニングリールの糸よれやライントラブルを防ぐ方法・直す方法を紹介していきます。スピニングリールのライントラブルに悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。

目次

スピニングリールの糸よれやライントラブルを防ぐ方法

出典:写真AC

1.糸ふけが出ないようにリールを巻く

糸よれなどライントラブルを防ぐには、リールを巻く時に糸ふけを出さないようにするということが大切です。最近のスピニングリールはライントラブルを抑える機能の性能が向上しているとはいえ糸ふけを意識しないで巻いていれば、どうしてもライントラブルが起きる可能性は高くなってしまいます。

基本は、ラインが弛んだ状態でリールを巻かないようにすることです。キャストをした時や、ロッドを操作している際に糸が弛んだら、ロッドのポジションを上にしてからリールを巻くというのが一つ。ロッドを上にするとライン自体の重さでラインにテンションがかかるので、この効果を利用してリールを巻きます。

また、大きく糸ふけが出たら指でラインを摘みながらリールを巻くのも良いでしょう。少し面倒ですが、糸ふけそのままにリールを巻かないようにするという点においては確実な方法です。

2.サミング(フェザーリング)は必ず行う

サミングはベイトリールで必要なテクニックとして知られていますが、スピニングリールを使用する際もした方が良いです。サミング(フェザーリング)をすることで余計な糸ふけが出なくて済むので、リールの巻き始めがスムーズになります。

もし、リールの巻き始めで大きく糸ふけが出ていれば先程紹介したようにラインを指で摘みながら巻いたりしないといけないので結構手間です。これを毎キャスト繰り返すとなれば、釣りのテンポが悪くなりますし、ストレスの要因にもなるので、これらを解消するためにもサミングは必ずした方が良いでしょう。

やり方は簡単です。ルアーが着水する際にロッドを持つ方の手の人差し指でスプールのエッジに指を掛けるだけです。もし「スプールに指が届かない」「やりづらい」ということであればロッドを持っていない方の手でスプールに触ってラインの放出を止めるというやり方でも良いです。

3.細くしなやかなラインを使う

こちらは方法ではありませんが、ラインの特性を把握し使い分けるということも一つのテクニックなので紹介します。ラインは太く張りがあったほうが糸よれが起きやすいです。

そのため、フロロカーボンラインよりもしなやかなナイロンラインの方が、8ポンドラインよりも細い4ポンドラインの方が糸よれなどライントラブルは起きづらくなります。

要するに、ライントラブルを極力抑えたい時はできるだけ細くしなやかなラインを使うということです。

ただ、もちろんラインを細くすればライントラブルのリスクは高まりますし、ナイロンラインよりフロロカーボンラインの方が向く釣りもあります。少々のライントラブルは許容範囲ということで目をつむるということもあるでしょうし、ラインの使い分けに関しては好みの部分もあります。

糸よれがひどくなってきたと感じたら!糸よれを直す方法

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1.糸よれ解消グッズを使う

糸よれを直したい時は、糸よれ解消グッズを使うというのも一つの手です。そこでおすすめなのがヨリトレールというグッズ。使い方はいたってシンプルで、ルアーからこのグッズに付け替えてキャストし、早めにリールを巻くだけというもの。これでいくらか糸よれが解消します。

スピニングリールを使用するする上で、糸よれが大きなストレスに感じる方にはうってつけのグッズです。価格も手頃なので一度試してみる価値はあるでしょう。

2.ラインだけを流れに乗せ十分に放出してから巻く

「ルアーを外したラインを流れに乗せ放出してから巻く」という方法も糸よれ解消に有効です。どういうことかと言いますと、ルアーを外してキャスト分のラインを川の流れに乗せて放出。放出したら後はテンションをかけた状態でリールを巻き上げる、といったイメージです。

もちろんこの方法は、流れがある場所でないとできません。さらには周りにアングラーがいる場合はトラブルの原因にもなりますので、この方法を行う際は良く周囲を見渡してから行うようにしましょう。

3.根がかりをした時にラインを強く引っ張る

ラインを強く引っ張ることで糸よれを緩和することができます。イメージとしては限界まで強くラインを引っ張って真っ直ぐのクセを付けるようなイメージです。

ただ、この方法を行うシチュエーションというのが釣りをしているとなかなかないので、根がりをした時、もうルアーが回収できないという時に試してみることをおすすめします。ルアーをタダではなくさないということで、糸よれを緩和する機会とすると良いでしょう。

ライントラブルは意識一つで最小限に抑えることができる

ライントラブルを最小限にするためには、まずは対策をとることが大切です。余計な糸ふけが出ないよう意識して釣りをするだけでも、相当ライントラブルを防ぐことができます。新品のラインを使っていれば一日釣りをしていてもそうは起こらないでしょう。

そして、糸よれがひどくなってきた時には当記事で紹介した方法を試してみてください。それでも全く改善の余地が無いといった時には諦めてラインを替えましょう。

ライン交換をケチるとライントラブルで相当な時間をロスしてしまいます。ストレスなく釣りをするため、気になったら早めに交換した方が良いでしょう。

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