クランクベイトを使う際はライン選択も重要!そのワケとは?

クランクベイトは潜行深度別で様々にラインナップするルアーですが、ライン選択によってはルアーが本来持つ潜行深度をトレースできないことがあります。

「2メートルラインをカバーするクランクベイトを使っているのに、2メートルラインまで届いていない」なんてことが起こりえます。

そこで今回はクランクベイトとラインの関係性について解説していきます。状況別の使い分け方も解説していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

目次

クランクベイトはライン選択で潜行深度が変わる!

出典:写真AC

クランクベイトは一定のレンジをオートマチックにトレースすることができる便利なルアーです。ただ、使用するラインの素材や太さによっては、意図したレンジよりも深い場所を潜ったり、はたまた潜らなかったりということがあるので注意です。

クランクベイトを使う際は、ラインとの組み合わせで潜行深度が変わるということを把握しておきましょう。

1.ラインの素材

クランクベイトを使用するラインするといえばナイロンラインかフロロカーボンラインを使用するのが一般的ですが、この2つのラインは相反するところがあるのが特徴です。

ナイロンラインは浮力があるので浮き上がりやすく、フロロカーボンラインは自重があるので沈みやすいといった点です。

そして、このそれぞれの特徴はクランクベイトを使用する際、直接的に関係してきます。やはりナイロンラインを使えばクランクベイトは浮き上がりやすくなりますし、フロロカーボンラインを使えば沈みやすくなります。

2.ラインの太さ

ラインが、太いか細いかによってもクランクベイトの潜行深度は変わります。

クランクベイトによっても異なりますが12ポンド前後を基準として、8ポンドなど細いラインを使えば水との抵抗が少なくなりクランクベイトは深く潜ります。反対に16ポンドなど太いラインを使えば水との抵抗が多くなり、クランクベイトは潜りにくくなります。

【クランクベイト】ラインの使い分け方を状況別に紹介

出典:写真AC

前の見出しでクランクベイトとラインの組み合わせによる潜行深度の変化について紹介しました。ではこれをどのように上手く応用していくのか。今度は状況別のラインの使い分け方を紹介していきます。参考にしてみてください。

1.シャローを攻めたい時

もし持っているクランクベイトが1メートルラインをトレースするもので、「他にシャロークランクがない、それよりもっと浅いラインをトレースしたい」といった時にはラインを太くして潜らせないようにするのも手です。

さらに、素材に関して言えばナイロンラインを使用するのがおすすめ。浮力のあるナイロンラインを使ったほうがより効果を実感できるでしょう。

2.ディープを攻めたい時

所有するクランクベイトをもっと深く潜らせたいといった時は、前述した「シャローを攻めたい時」と逆のことを行います。

沈みやすいフロロカーボンラインかつ8ポンドなどの細いラインを使えば、本来持つクランクベイトの潜行深度より深いラインまで沈めることができます。

ただ、これにはデメリットも伴います。ラインを細くすることによってラインブレイクのリスクは高まるので、ストラクチャーが点在するような場所では使いづらくなります。

当然サイズの良いバスがかかった時であれば慎重にファイトする必要もあるので、ラインを細くする際はシーンやシチュエーションを見極めるようにしましょう。

3.カバー周りやストラクチャーを攻めたい時

カバークランキングを行う際は、根ズレなどを意識して太めのラインを使うのがベターです。カバーに直接当ててバイトを誘発する釣りになりますし、バスをかけた後は強引にファイトすることも考えられるので、最低でも16ポンド程度は欲しいところです。

また、水中のストラクチャーや障害物を狙うといった際は、ナイロンラインがおすすめです。ナイロンラインであれば浮力があるので、障害物に当たった時にリールを巻く手を止めれば、クランクベイトはフッと浮いて障害物をかわしやすくなります。

ナイロンラインはフロロカーボンラインに比べ、ライン自体、上手く障害物をかわしてくれる可能性が高いです。この点からも根掛りが多いポイントであればナイロンラインが良いと言えます。

バス釣りは「ちょっと」に気を配ることが大切

ご覧いただきましたように、クランクベイトを使用する際はライン選択にも気を配ることが大切です。ラインを使い分けたとしてもそれはちょっとしたレンジの違いかもしれませんが、そのちょっとが重なることで、攻められる範囲やできる釣りの幅がぐっと広がります。

バス釣りはタックルがシンプルだからこそ、微妙なところをおろそかにしないほうが良いです。ちょっとの工夫で他のアングラーと差をつけることができ、その差が釣れる差にもなったりします。

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