みなさんは春のバス釣りで、どのような場所を狙いますか?釣りはポイントの絞り方で釣果が分かれることもあり、見極めが難しいですよね。
ここではポイントごとの狙い方をいくつか紹介いたしますので、バス釣りをするときの参考にしてみてください。
1シャローエリア

シャローエリアとは浅瀬ともよばれ、バスが確認しやすいといううれしい特徴があります。釣り場に到着したら、まずはバスがいるのか、サイズはどれくらいなのかということが気になりますよね。
あたたかくなる時期は、バスはディープエリアからシャローエリアへエサを求め移動してきます。水深が非常に浅い超シャローエリアでも、この時期くらいからバスは姿を見せ始めます。気温が高い日が続いたあと、シャローエリアは一時的に水温が高くなり、この時期のバスが好む水温になっていることが理由の一つです。バスが確認できた瞬間はとてもわくわくしますね。
巻き物ルアーで攻略しにくい水深の場合は、ワームやフローティングミノーなどでバスを狙ってみましょう。シャローエリアで釣りをするときには、アングラーの気配を魚に感じさせないことが大切ですよ。
中間エリア
中間エリアとは、シャローエリア、ディープエリアの中間の水深となるポイントです。ディープエリアからシャローエリアに移動してくるバスのいるポイントで、春には見逃せません。
ここはカケアガリについているバスが多く、地形の変化がある場所はとても良いポイントとなります。バス釣りでも地形の把握ができているとよいポイントを見つけやすくなります。
また、一定の水深がある場所は巻き物ルアーも使いやすく、広範囲を狙う釣りが好きな方に向いています。中間エリアは水質によりだいたいの深さが見た目で分かること、分かりにくいことがありますので、見つけることが難しい面もあります。
1砂地エリア
砂地エリアは虫類やザリガニなど、ベイト以外の捕食生物が多い場所です。春にはこのようなエリアで捕食が活発になることもよくみられます。バス釣りのフィールドによってはバスの捕食対象が異なり、選ぶルアーも変える必要があります。みなさんがバス釣りをしている場所は、どちらの捕食パターンでよく釣れていますか?
また、他のアングラーの様子を見てみるとどうでしょうか。ベイト系ルアー、甲殻類系ルアー、どちらを使っている方が多いですか?アングラーが選ぶルアーは、なにか理由があって使われています。
さらに砂地は、雨のあとには濁りが出やすいポイントのため、状況によってはアピールカラーのルアーを使い分けてみてください。ほどよい濁りは、魚からアングラーを気づかれにくくしたり、ルアーを見切られにくいといったうれしいメリットがあります。
岩礁帯エリア
岩礁帯エリアは大型のバスのいる可能性が高いポイントです。春には産卵で消耗した体力を回復するために、岩礁帯の奥で身を隠すバスも多くなる時期です。
バスは日中岩礁帯のそばに隠れて暮らし、捕食するものをじっくり見極めながら過ごしている個体も多いです。警戒心が強く、アングラーが近づくと岩礁帯の奥へ隠れていってしまうこともこのような場所にいるバスの特徴です。
アングラーはこのようなバスを狙いたいところですが、ルアーの根掛かりリスクが高く、釣りあげるには少々難易度があるポイントです。シンキングミノーやバイブレーションは、岩礁帯を避けて狙うことが難しいため、根掛かりのしにくいワーム類を使うことがおすすめです。
1ストラクチャーエリア

植物や木などが多い場所も、バスがよく釣れるポイントです。このようなストラクチャーエリアも、産卵で消耗した体力を回復するために潜む場所として好まれます。
しかし、ストラクチャーの多い釣り場では、先行者がすでにいることや、先行者がルアーを試したあとになってしまうことがあります。このようなときには魚の反応にあまり期待できませんので、早めに見切りをつけて次の場所へ移動してみてもいいですね。
ストラクチャーエリアにいるバスは虫類を捕食しているパターンが多く、広範囲を狙うよりも、小規模なところをピンポイントに狙うことで効率よく釣れることが多くなります。使うルアーはワームやラバージグ。ノーシンカーで使うとよりナチュラルな動きでバスを誘うことができます。このような釣りは活性があまり高くないときでもバイトしやすく、巻き物ルアーで反応がないときに有効になることがあります。
釣れにくい時期でも比較的釣果に期待できるので人気のポイントとなり、アクションも簡単で、テクニックがそれほどいらないこともうれしいですね。一般的にはこのような場所を何ヶ所も狙い、反応がなければすぐに違うポイントへ移動するのがベストです。反応があるときには、数投ですぐにアタリが出ることも魅力です。
まとめ
釣りはどのようなポイントで狙うかによっても、釣果が異なりますよね。そのため難しいと感じる方も多いと思いますが、しっかり攻略できたときには楽しさがより実感できるはずです。みなさんも、春にはぜひバス釣りを楽しんでみてください。