カバーフィッシングにナイロンラインはありか?PEラインとの使い分けについて

目次

カバー釣りにおけるPEラインのメリット・デメリット

近年、カバーフィッシングで使用するラインで推奨されているのはPEラインです。PEラインはポリエチレンの繊維が素材となっており、他のラインと比較しても比重が軽い傾向にあります。

また、他のラインと比較しても同程度の口径でありながらも強度が同じで、感度が高い特徴もあります。そのため、カバーフィッシングのように特化した釣りでは強みを発揮しやすいのです。

他方、PEラインを使用するデメリットもあります。それは、摩擦に弱いので障害物での根ズレや魚のヒレに触ってしまうと切れやすい点です。加えて、結び目の強度も落ちやすいので、アワセ切れを起こしてしまうこともあります。



使用するPEラインの太さは4-5号ほどがおすすめで、濃いカバーで釣りをするほど太めのサイズを使用しましょう。

カバー釣りにおけるナイロンラインのメリット・デメリット

続いて、しなやかな材質をしているナイロンラインは、釣り初心者の方から上級者までもっとも多く使用されているラインです。

強度も高めく、水に浮きやすい柔軟性の高さと適度な伸びがナイロンラインの持ち味です。

一度、魚を掛けると、強いヒキにも耐えやすいメリットがあります。さらに、カバーフィッシングにおいても強みを活かせる点があります。それは、ラインの軽さから魚を引き出す際に、強い耐摩耗性で障害物にスレにくい点です。PEラインも比重は軽いラインですが、障害物に対する耐摩耗性はありません。

それゆえ、ナイロンラインであればバスの口にダイレクトなパワーを届けやすくなるのです。

反対に、ナイロンラインのデメリットとしてはラインが伸びやすいので、パワーのあるフッキングが必要となることです。ラインの伸びやすさを解消するためにも、MH以上のロッドを使用するのが最適でしょう。

カバーフィッシングで使用するナイロンラインは、20lb-30lbほどがおすすめです。ベイトリールのスプールキャパシティによって糸巻き量も変わるので、事前に使用するベイトリールのスペックを確認しておきましょう。

理想はカバーの種類に応じて使い分けするのがおすすめ!

ここまで、カバーフィッシングにおけるPEラインとナイロンラインのメリット・デメリットについて触れてきました。

どちらのラインにも強み・弱みとなる部分はあることがお分かり頂けたと思います。よって、ラインの使い分けはカバーの種類に応じて使い分けたいです。

例えば、PEラインであれば摩擦が起きにくい水生植物やライトなオダ周辺がおすすめです。また、距離の遠いオーバーハングの下なども良いです。理由は、ライン強度があり、硬めの材質であるPEラインのフッキングは魚の口を貫通しやすいためです。

感度は抜群なので、ラインの動き・重さを感じながら安心のファイトを楽しめます。

一方、ナイロンラインであればバラの木などが覆いかぶさるようなポイントやレイダウンが複雑に組み込んでるポイントです。ナイロンラインの耐摩耗性を活かして、障害物にスレても安心してバスとやり取りできますよ。

カバーフィッシングで釣果を出すために最適なラインを選ぼう

撮影:筆者

今回は、カバーフィッシングにおいて欠かせないライン選択について考察してみました。

カバーフィッシングにおいて、PEラインは主流となっていますがナイロンラインとの使い分けをすることでライントラブルや根掛かりを軽減する効果があります。

「フッキング時にすっぽ抜けて、障害物にフックが食い込んでしまった!」

というようなストレスを解消できるので是非、普段の釣行で狙う障害物に合わせてラインを変えてみてくださいね。

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