
藪こぎをした先にきっと爆釣ポイントがある。そう思うとアングラーは必死に草木をかき分け藪こぎをしたくなるものです。
ただ、全ての努力が報われるわけではありませんし、リスクを伴うのも藪こぎです。
そこで、今回は藪こぎ時に注意したいことを5つピックアップ!陸っぱりアングラーはぜひチェックしてみてください。
1藪こぎとは?

藪こぎとは、ポイントまでの途中、草木などで覆われた場所をかき分けて行くことを言います。
アングラーが立ち入るのを避けるような未開の地で釣りができるため、その場所にいる魚はスレてないことが多く、他のポイントに比べ釣りやすくなります。
人気のフィールドで陸っぱりとなるとハイプレッシャーがお決まりなので、どうしても釣りたいということであれば藪こぎも一つの方法です。
ただ、もちろん無理は禁物ですし、危険を冒してまで行うことではありません。藪こぎをする際は場所や状況を見極めて行うようにしましょう。
陸っぱりアングラー必見!藪こぎ時に注意したい5つのこと

1.足元が確認できない所や先が予測できない場所には行かない
藪こぎをする場合は、危険を冒さないことが前提です。特に草で足元が覆われていて地面も全く見えず、先の状況も木などが立ちはだかって全く想定できないといった場所であれば引き返すのが懸命でしょう。
場所によっては足元が見えていないだけで、数メートル先がストンと落ちているかもしれませんし、急斜面となっている場合もあります。さらには崖がある可能性も否定できません。
その際気付かずに転落してしまっては一大事になりますので、絶対に危険は冒さないことです。
2.虫や蛇に注意
藪こぎで立ち入る場所は木や草でうっそうとしているので、当然ながら様々な虫と出くわすことがあります。
そして、その中で最も出くわしたくないのがスズメバチです。特にスズメバチは夏から秋にかけては活発になるので、それらの時期に藪こぎをする際は要注意です。
もし、スズメバチに出くわしたり巣を見つけた際はそっと立ち去るようにしましょう。手で払ったり、バタバタと走って逃げたりしないことです。スズメバチは急な動きや音に敏感なため、これらの行動はかえってスズメバチを刺激するのでやめましょう。
また、水辺では毒を持ったマムシなども生息しています。こちらも、もし遭遇したら刺激しないようそっと立ち去るのがベターです。
3.服装
藪こぎをする際の服装は長袖・長ズボンが基本です。夏場は相当しんどいですがなるべく肌の露出を少なくします。
肌が露出していると、草木に直接触れるので肌が弱い人はかぶれなどの炎症を起こしてしまうことがありますし、草木が肌に擦れれば怪我をしてしまうこともあります。
また、そういった場所では棘を持つ草木が生えていることもありますし、気付かないうちに毛虫が付いていたなんてことも。やはり肌の露出は少ないほうが良いです。
4.靴
藪こぎをする際の靴は、地面がぬかるんでいることもあるので長靴がベターです。スニーカーでも良いですが、あまりにお気に入りのものはやめておきましょう。
そういった場所は汚れやすいですし、ふいに動物のふんなどを踏んでしまうリスクもあるので、釣り用と決めたスニーカーや、ある程度もう捨ててもいいやと思っているスニーカーのほうが安心して藪こぎできるかと思います。
当然ながらサンダルは、枝などで怪我をしてしまうリスクがあるのでNGです。また、クロックスのような足の一部が露出するような靴も安全を期すためやめておきましょう。
5.ロッドはできれば1本がおすすめ
藪こぎ時に機動性や携帯性を重視するなら、タックルや持ち物はなるべくコンパクトにしたほうが良いです。あまりに何本もタックルを持ち込むと、かさばりますし気苦労も多くなります。
特に初めて藪こぎをするような場所は、周囲に気を配ることが多くなるのでなるべく身軽のほうが良いです。また、両手がふさがっていると転倒した時に手を付けないので大怪我をしてしまう危険性があります。片手は確実に空けておくようにしましょう。
1藪こぎは安全第一で!
その先に爆釣ポイントがあるかもしれないと思うと、苦労もいとわず頑張ってしまうのが藪こぎです。ただ、怪我や事故をしてしまっては元も子もありません。
そのため、記事中でも申し上げているように危険を冒さないことです。無理をしない、危険を察知したら立ち去る。それは即ち安全第一ということです。
人間は野生の勘が働く時があります。なんとなく嫌な予感がするな、と感じたら立ち止まって引き返すのも一つです。