出典:写真AC

さんまのように細長く、尖った下あごが印象的なサヨリ。少し貧弱に見えますが、ヒットした時は、飛び跳ねることがあり、とても元気な魚です。サヨリの群れに当たれば1日で20~30匹は釣れる事はあります。ここではサヨリのウキ釣りを紹介します。

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サヨリはどんな魚?

ダツ目サヨリ属のサヨリは、北海道の南部から南の本州、四国、九州の沿岸を群れで泳いでいます。

サヨリは4月から7月にかけて産卵期を迎え、海藻に卵を産みつけます。

仔魚の頃から下アゴが伸びはじめ、1年程度で成魚になり大きさは25cm程度、寿命は2年程度といわれています。

サヨリには細長く流線型の体と長く鋭い下アゴといった特徴があり、表層を群れをなして泳ぎながら、プランクトンや藻を食べて生活。

水面を飛び跳ねることが多く、外敵から襲われそうになると、飛び跳ねて逃げます。

江戸時代、サンマに似ているサヨリは、サンマとして売られたこともあったそうです。

釣ったサヨリは、さばいて刺身にしても、天ぷらにしても美味しいので、釣り上げた際の喜びは大きいです。

サヨリの釣り方について

サヨリは浮きが付いた仕掛けを投げ竿で投げ入れる釣り方があります。

エサは、アミエビ、ジャリメ(石ゴカイ)を使います。

防波堤や磯からサヨリを釣る場合はコマセ(撒き餌)を使いましょう。

サヨリが泳ぐ表層にまくコマセは、水を多く混ぜて薄くすることが重要。

コマセは大量にまくと、潮の流れによっては集魚できなかったり、外道が集まってきたりするのでヒシャクで2~3回程度の量を近場から広げるようにまきます。

上潮にコマセを流したら、下潮に仕掛けを投げ入れるとより効果的。

活性化しているサヨリがヒットするとウキがしっかり沈むのであたりが掴みやすいです。

ただ、低活性時のサヨリはヒットしてもウキが横に流れる程度であたりが掴みづらいので、ロッドを少ししゃくってあたりを確認して下さい。

あたりが確認にできたら、竿を立てて素早くあわせてください。

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サヨリのウキ釣りで使う仕掛けについて

出典:釣りメディアGyoGyo編集部

ミチイト(ナイロン:2~2.5号)に飛ばしウキ(中サイズ)、ウキ止メゴム、セル玉(2個)を通した後に結び付けたヨリモドシに、ハリス(ナイロン:0.8~1合)&ハリ(マス:5~6号又は海たなご:4~6号)を装着します。

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