あまたのルアーの中には長きに亘って多くのアングラーから絶大な支持を得るルアーがあります。今回はそんな名作と呼ぶに相応しい国産ルアーを紹介していきます。どのルアーも日本のバス釣り史に名を残す名作です。
どのルアーを使えば分からないといった初心者の方はもちろん、バス釣り中上級者の方には原点回帰という意味でご覧いただける内容です。気楽に読める内容ですので、ちょっとした一時にでもどうぞ。
11.ラッキークラフト ベビーシャッド
ベビーシャッドは、一時期「エサより釣れる」と言われ爆発的な人気を誇ったルアーです。ではなぜ「エサより釣れる」とされたのか。それは輝かしい実績が物語っています。
このルアーが発売された1994年当時。まだスモールシャッドが少なかった時代にリリースされたこのルアーは、リリースの僅か3日後にベビーシャッド50SPがJB河口湖戦のウイニングルアーとなります。それからというものの現在まで多くのトーナメントシーンで表彰台を獲得。もはやトーナメントシーンに無くてはならない存在となりました。
そのこともあり、ベビーシャッドはハイプレッシャーなどタフコン時でも口を使わせる信頼度の高いルアーとして瞬く間に人気に。多くのフィールドで使われるようになっていきました。
2.ダイワ T.D.バイブレーション
T.D.バイブレーションは、投げて巻くだけのシンプルな使い方で釣れる名作ルアーです。
当然バイブレーションに求められる遠投性能にも優れているので、秋などバスが散って広範囲を探りたいといった時には非常に重宝します。
また、現在では豊富なカラーバリエーションと多くのラインナップが揃い、フィールドや状況に合わせたルアーセレクトも可能です。特にサウンドは3種類。ガラスラトルとウーファー、ノンラトルと3種類がラインナップされています。
T.D.バイブレーションは、とても使いやすい上バイブレーションの基本性能がしっかり押さえられています。そのため、ぜひ初心者の方におすすめしたい名作ルアーです。
3.メガバス POPX
POPXは、釣れそうな見た目そのままの釣果をもたらしてくれる美しさと実釣性能を高次元で兼ね備えたルアーです。
POPXのみならずメガバスのルアー全てに言えることですが、1996年の発売当時から既に他が追随できない程の高いデザイン性があり、正に日本のルアーメーカーの技術やこだわりが凝縮されていました。
POPXは、メガバスの公式ホームページでも「ザ・ジャパンプライド。」と謳われ紹介されています。確かにこれ程までに美しく、それでいて良く動き、そして釣れるルアーはそうはありません。POPXは日本が世界に誇るルアーと言っても過言ではないでしょう。
4.デプス Bカスタム
名作とするスピナーベイトは、人によってかなり意見が分かれるところではありますが、あえて一つ挙げるとすればBカスタムを挙げさせていただきます。
と言いますのもBカスタムは「ビッグバスを獲るためのスピナーベイト」というはっきりとしたコンセプトがあり、これは男らしく惹かれる点。そのため、作りも頑強そのもの。他のスピナーベイトと比較してもワイヤーは太く、さらにはフックもデカバス仕様になっています。
また、操作性やキャスタビリティーも良いのでバランスにも優れています。デカバスを狙いたい時にはもちろんですが、安定感のあるスピナーベイトとしてもおすすめしたい名作ルアーです。
5.エバーグリーン ワイルドハンチ
ワイルドハンチは、世界最高峰のトーナメントで活躍した清水盛三氏のクランクベイトへのこだわりが具現化したクランクベイトです。
ファーストムービング系のルアーを得意とする清水盛三氏がクランクベイトに求めることは「太いラインでも、高速リトリーブでも、とにかくしっかり泳ぐこと。」であり、それがワイルドハンチの製作コンセプトの基となっています。
クランクベイトはバスフィッシングで使うルアーの中でも非常に多くがリリースされているジャンルでもありますが、その中でもワイルドハンチは長きに亘って第一線を走るルアーです。
トッププロを始め全国各地のアングラーがこぞって使っているのも、やはり「信頼して巻き倒せる」というのもが大きいでしょう。
名作ルアーに共通するのは「圧倒的に釣れる」こと
アングラーに支持される名作ルアーに共通するのは、他のルアーと比べて「圧倒的に釣れる」ということです。やはりバス釣りと言えど釣りです。釣りは釣れたほうが楽しいに決まっています。
特に初心者の方でどのルアーを使っていいか分からないという方は、実績の高い名作とされるルアーを使うのがおすすめです。初心者の方でも釣れる要素を十分兼ね備えたルアーで釣りをすれば釣れる確率は高まりますし、信頼度の高いルアーで釣りをしたほうが安心感もあります。
釣りに自信が持てない時は頼りがいのあるルアーに頼りましょう。