まるで小魚の群れ?集魚力抜群のアラバマリグとは?

「この前、釣り場である釣り人がワームを沢山付けていたけど、あのリグは一体何だろう?!」

「広大なフィールドでバスの居場所が分からない…集魚力の強いルアーがあったらいいな」

バス釣りをされている方であれば、こんな思いをされた経験があると思います。

ところで、バス釣りの聖地であるアメリカで爆発的な釣果をもたらした「アラバマリグ」についてご存知ですか?

アラバマリグは、ワームを複数個取り付けることで小魚の群れを演出できるリグです。当記事では、日本各地でも圧倒的な釣果をもたらしているアラバマリグについて詳しく解説します。

目次

小魚の群れを意識したバスが狂うアラバマリグとは?

撮影:筆者

アラバマリグは、見た目がとにかく大きい特徴があります。というのも、基本構造としてワイヤーが5本もセッティングされています。

軸となるワイヤーと周囲に4本のワイヤーがあります。まるで傘の骨組みみたいな構造になっており、ワイヤーの先端に小魚系ワームを取り付けていきます。

従来のように一つのワームではアピール力に欠ける場面で、強制的に小魚の群れを作り出してバスを刺激しやすくしています。

特に、アラバマリグにバイトする魚は大型個体が多い特徴があります。ビックレイクや流れの強い河川でバスに見つけてもらいやすいメリットもあります。

群れを作る!アラバマリグの効果的な使い方について

アラバマリグはシルエットの大きさゆえに、どこでも投げれるものではありません。

ベイトが多いポイントや広範囲を攻めたい時、ディープエリアを巻く際に効果的です。それゆえ、ワームのサイズなどもフィールドのベイトサイズを意識して選びましょう。

加えて、アラバマリグはフックが多くなるリグです。どうしても根掛かりの多いリグなので、障害物周りをタイトに巻いてくることは避けましょう。

障害物から少し離しても、アピール力が強いので活性が高い個体は襲いかかってきますよ。

アラバマリグを投げるためのタックル& リグについて

ここでは、実際にアラバマリグをキャストするために必要となるタックル等について解説します。

アラバマリグはワームを5つも取り付けるので、サイズによっては重量も重くなります。安定感のあるタックルを選び、キャストからヒットまで柔軟に使用できるタックルセッティングをしたいです。

アラバマリグにおすすめなロッド

アラバマリグで使用するロッドは、M-Hクラスの硬さを選びたいです。また、空気抵抗を受けやすいルアーなので長めのロッド(7-8ftクラス)を使用して飛距離を確保したいです。

他にも、ガイド径の大きなサイズを使用することで安定したキャスト&リーリングが可能となります。



MHクラスのロッドは他のルアーも扱いやすく、汎用性があります。

アラバマリグにおすすめなリール

アラバマリグは小魚の群れを演出するために、撒き続ける必要があります。そのため、なるべく早いテンポでラインを巻けるハイギア仕様のベイトリールを使用したいです。

軽量なリールよりも、剛性感・耐久性の高いリールの方が安定してラインを巻き取れますよ。



剛性感、耐久性の高さ、ハイギア仕様など、重量級ルアーを巻き取るのに最適なのがアンタレスDCMDです。

アラバマリグにおすすめなライン

ラインに関しては、強度とバスからのバイトを感じやすい点から、PEラインがおすすめです。

最悪、PEラインであれば根ズレが起きた際にもフックを伸ばして回収できます。深場などを攻略したい際は、20lbクラスのショックリーダーを取り付けておきましょう。



重さのあるアラバマリグには最低でも、PEライン3号以上の太さが欲しいです。

アラバマリグ

昨今、アラバマリグは多様な種類が販売されています。大きいサイズから、小さいサイズまでラインナップされてる特徴があります。

選び方のコツとしては、深場であればワイヤー幅が長めのサイズがおすすめです。一方、浅場や小場所であればワイヤー幅が短めのアラバマリグを使用しましょう。

さらに、おかっぱりからの釣りであれば、なるべく小さめのトレーラーワームの方がキャスタビリティが良いです。



ブレードが付いてるので、ワーム以外にも高い集魚力を期待できますよ。

アラバマリグにおすすめなトレーラーワーム

トレーラとして使用するワームは3-5インチクラスが主流です。なるべく、フィールドのベイトサイズを確認して選んであげましょう。

理由としては、より自然なサイズ感を出してあげるとバスの反応がいいためです。



アンモナイトシャッドは単体でもよく釣れますが、アラバマリグではより高い集魚力を発揮します。

アラバマリグのセッティング方法とは?

アラバマリグのセッティング方法は見かけによらず、意外と簡単です。

まず、折り畳まれているワイヤーを徐々に広げていきます。真ん中のワイヤーだけ真っ直ぐに伸ばし、他のワイヤーは均等に広げていきます。

バランスよく四隅の方向に広げたら、スナップにワーム(ジグヘッドリグ/オフセットリグ)を取り付けて完成です。

ポイントとしては、スイミング時のバランスを確保するために真ん中だけ少し重めのオモリを使用しましょう。

また、アレンジ次第では上側だけノーシンカーリグ、下側はジグヘッドリグのような使い方もできます。慣れてきたら、ご自身のオリジナルなアラバマリグを作ってみるのもおすすめです。

シャッド系ワームでアラバマリグを作ってみよう

撮影:筆者

今回は、琵琶湖などのメジャーレイクで50UPが連発しているアラバマリグについて紹介しました。

アラバマリグは、ルアーフィッシングにおける異端な存在ですがよく釣れる定評があります。傘のように広がるワイヤーは異質な感じがしますが、水中で泳ぐ姿は小魚の群れそっくりです。

ぜひ、アラバマリグでビックフィッシュを狙ってみてくださいね。

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