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ダイワは数多くの魅力的なロッドやリールなどを販売していますが、2020年3月より新商品であるロッド、「オーバーゼア」、「オーバーゼアAIR」の2機種が販売されます。

どちらのロッドも4種類のモデルが用意されており、アングラーの好みに応じてロッドを選ぶ事が出来ます。

初心者はもちろんの事、ベテランの方にも満足していただけるスペックになっていますので、ぜひとも注目していただきたいロッドに仕上がっています。

今回は、「オーバーゼア」、「オーバーゼアAIR」の2機種についてご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。

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オーバーゼアシリーズとは

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「オーバーゼア」、「オーバーゼアAIR」のオーバーゼアシリーズは、簡単にいえばオールラウンドに使う事が出来るキャスティングロッドです。

4種類あるモデルにはそれぞれターゲットやおすすめルアーなどが明確化されていますが、そこまで気にする必要はありません。

基本的には、どの程度の重さのルアーを使いたいのかという点を意識をすれば問題ありません。どんなアングラーにおすすめかを言うのであれば、長さはどのモデルも10フィートを超えているので、サーフや堤防でとにかく遠投をしたいアングラーです。

ロングロッドは慣れない間は長さ故の使いにくさがあるかもしれませんが、慣れてしまえば圧倒的な飛距離、長さを生かして魚をいなす、足元の根を避けられるといった数多くのメリットを得る事が出来ます。

オーバーゼアシリーズでは、このモデルではこの魚は獲れないといった事はほとんどなく、上手くやり取りを行えば不意の大物にもしっかりと対応する事が出来ます。

以下からは、「オーバーゼア」、「オーバーゼアAIR」それぞれについてご紹介します。

ルアーキャスティング入門者には「オーバーゼア」

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「オーバーゼア」は「オーバーゼアAIR」よりも価格が安くなっており、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。

価格を抑えていながらもルアーをしっかりと飛ばす事が出来るブランクスや、ルアーを操るための繊細なティップ、大物が掛かっても安心のバットなど、ルアーキャスティングゲームを行う上で必要なものは十分に備えられています。

4種類あるモデルは、上位機種である「オーバーゼアAIR」と長さや適合ルアーウエイトがほとんど変わらないので、コストパフォーマンスを重視したいというアングラーにはぜひとも「オーバーゼア」をおすすめします。

もちろん、上位機種である「オーバーゼアAIR」の方がカーボン含有率や重量の点では優れているので、その点はご了承ください。

ステップアップ、ベテランアングラーには「オーバーゼアAIR」

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「オーバーゼアAIR」は「オーバーゼア」の上位機種にあたるモデルで、ダイワ独自のテクノロジーがふんだんに盛り込まれています。

ロッドのねじれを防ぐ「X45」、軽量化・高強度・高感度に作られたリールシートの「エアセンサーシート」、並継ぎの継ぎ目もスムーズに曲がる様に作られた「Vジョイント」、カーボンの密度を高めてより筋肉質なロッドに仕上げる「HVF」といった魅力的なテクノロジーが詰まっています。

ロングロッドの扱いに慣れてステップアップをしたい方や、ベテランアングラーの方にはぜひ使っていただきたいモデルとなっています。

「オーバーゼア」よりもパワーを備えたロッドになっているので、不意の大物に備えたい方や、根に潜られるとラインを切られてしまう様なフィールドで釣りをする方におすすめです。

オーバーゼアシリーズの各モデルに迫る

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「オーバーゼア」、「オーバーゼアAIR」にはそれぞれ4つのモデルがラインナップされています。

どちらもカーボン含有率や重量、価格などを除けばほぼ同じスペックになっているので、以下からは各モデルのおすすめポイントやおすすめの使い方などをご紹介します。

どのモデルも扱いやすいものに仕上がっていますが、アングラーによって使用ラインや使用ルアーに差があるので、ぜひお好みの一本を見つけてください。

それでは早速チェックしていきましょう。

サーフを繊細に攻めるなら「109ML/M」

オーバーゼアシリーズの109ML/Mはシリーズ中最も柔らかいモデルとなっており、サーフフィネスロッドという位置付けになっています。

長さが10フィートを超えているので遠投性能はもちろんの事、大物が掛かってもしっかりと魚をいなす事が出来ます。

適合ルアーウエイトが7~45g、メタルジグは7~50gまで使用する事が出来るのでサーフはもちろんの事、堤防や沖堤防などでも扱いやすいロッドです。

サーフでのフラットフィッシュゲームやシーバスゲーム、30~40g程度のメタルジグを使ったライトショアジギングなど多彩な釣法を楽しむ事が出来ますよ。

沖のブレイクを攻略するなら「1010M/MH」

オーバーゼアシリーズの1010M/MHは、3種類ある硬さの中では中間に位置するモデルとなっており、それでいて最も長い事が特徴的なロッドです。

沖のブレイクを攻略するにはロッドの遠投性能が重要となりますが、本モデルは最も長いモデルなので、沖のブレイク攻略の強い味方となってくれます。

適合ルアーウエイトは10~60g、メタルジグは10~65gまで扱う事が出来ます。幅広いルアーウエイトを扱う事が出来るので場所は選びませんが、ロングロッドに不慣れな方は取り回しに苦労してしまうかもしれません。

しかし、ロングロッドは足元が根の荒い地磯や沖磯では大活躍するロッドです。長さを生かして足元の根をかわし、ラインブレイクを防ぐことが出来るという事は大きなメリットになります。

とにかく飛距離を追い求める方、足元の根をかわしたい方は注目のモデルと言えます。

ショアジギングに重きを置くなら「103MH」

オーバーゼアシリーズの103MHは、3種類ある硬さの中では最も硬いモデルになっており、パワーゲームを繰り広げたいアングラーに最適な一本です。

適合ルアーウエイトは15~60g、メタルジグは12~65gとなっており、ショアジギングに向いた設計となっています。

長さはオーバーゼアシリーズの中で最も短い10.3フィートですが、短い分メタルジグのしゃくりやすさに貢献しています。10.3フィートの長さは実際の所決して短くはなく、むしろロングロッドに位置するので飛距離は問題なく稼ぐ事が出来ますよ。

20g程度の軽量なルアーは苦手ですが、40~50g程度のメタルジグやメタルバイブレーションは非常に扱いやすくなっています。ブリやシイラといった強烈な引きが魅力的な魚をターゲットに定めているので、大物ハンターのアングラーには魅力的な一本となっています。

プラッギングに重きを置くなら「109MH」

最後にご紹介するのが、オーバーゼアシリーズの109MHです。硬さは103MHと同じMHクラスで、103MHのロングモデルの位置付けになっています。

適合ルアーウエイトは103MHと同じで15~60g、メタルジグは12~65gとなっています。103MHがショアジギング向けのモデルであるのに対して、本モデルはダイビングペンシルやポッパーなどを使ったプラッギングゲームに向いています。

もちろん、メタルジグを使ってショアジギングを楽しむ事も出来ますので、しゃくりやすさを優先して103MHにするのか、遠投性能やプラグの操作性能を優先して109MHにするのかはお好みで選んでみてください。

地磯や沖磯でヒラマサやカンパチを狙ったトップウォーターゲームも楽しめる一本なので、大物とのビッグゲームを追い求めるアングラーにおすすめのモデルとなっています。

オーバーゼアシリーズを駆使して釣りを楽しもう!

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新商品であるオーバーゼアシリーズは、初心者のみならずベテランアングラーも納得の仕上がりになっています。それぞれ特徴のあるモデルが4機種ラインナップされているので、お好みの一本を見つける事が出来るのも嬉しいポイントですね。

これからルアーキャスティングゲームを始めてみたい方や、サブロッドを探している方、様々なルアーを扱う事が出来るなんでもロッドを探している方など、多くのアングラーのニーズに答えてくれるのがオーバーゼアシリーズです。

性能に妥協はなく、不意の大物にもしっかりと対応出来るスペックを持っているので安心して使っていただけます。

本記事を読んで頂いた方がお気に入りの一本を見つけて、釣りをもっともっと楽しんで頂ければ幸いです。

ぜひ、相棒となる一本を見つけてメモリアルフィッシュとなる一匹を釣り上げてくださいね。

釣りをする際はライフジャケットの着用を徹底し、安全な状態で釣りを楽しんでください。