
ショアジギングはソルトルアーフィッシングの中でも非常に人気の高い釣法で、初心者でもコツさえ掴めばハマチやサゴシなどの青物を狙う事が出来ます。
ショアジギングをしていると不意に大物が掛かる可能性があり、ラインを切られたり、最悪の場合ロッドを折られてしまうなんていう事もあります。
ラインを切られてしまうとキャストするためのライン残量がなくなってしまったり、ショックリーダーを結び直している間に時合いが過ぎてしまったりと良い事は何一つありません。
今回は、そんな不意の大物が掛かっても安心出来るハイエンドロッドをご紹介します。
お値段はお高いハイエンドロッドですが、性能は価格以上のものを搭載しているので、ショアジギングを極めたい方には最適となっています。
1ハイエンドロッドとはこんなロッド

釣具店を見ていると、ショアジギングロッドだけでも幅広い価格帯のものが販売されています。
安いものでは5000円前後のものもあれば、高いものでは6万円を超えるものまであります。
一般的には5000~1万円前後のものがエントリーモデルと呼ばれ、これから釣りを始める初心者の方におすすめなモデルです。
そして、1~3万円前後のものがミドルクラスと呼ばれ、ある程度釣りに慣れてきた方やベテランの方のサブロッドにおすすめなモデルです。
最後に、3~6万円前後のものがハイエンドモデルと呼ばれ、その釣りを極めたい、大物を獲りたいというベテランの方におすすめなモデルです。
価格帯は高くなりますが、ハイエンドロッドは高品質なカーボンを使っていたり、ナノアロイと呼ばれるものをブランクスに搭載していたり、軽量でアングラーの疲れを軽減してくれたりと多くのメリットを持ち合わせています。
以下からは、ショアジギングにおすすめのハイエンドロッドを5本ご紹介するので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
1.ダイワ ショアスパルタン 106MH
ダイワから販売されているショアスパルタン 106MHは、ダイワのショアジギングロッドの最高峰であり、MHモデルでも3DXという技術で大型青物をじわじわと浮かすパワーを備えています。
X45、Vジョイント、高密度HVFカーボンといったダイワの技術がしっかりと搭載されているので、性能の高さはピカイチです。
本モデルはメタルジグは25~90g、プラグなら20~70gの幅広いルアーウエイトを使用する事が出来るので、様々な状況に対応する事が出来ます。
長さも10.6フィートあるので飛距離も問題なく稼ぐ事が出来、磯での使用も快適となっています。
筆者は本モデルを愛用していますが、非常に軽量でキャストも快適に行う事が出来ます。
サゴシやハマチ程度なら圧倒的なパワーで水面を引きずって、水上スキーかと思わせてくれるパワーで釣り上げた事もあるぐらいです。
様々な状況に対応出来るショアジギングロッドをお探しの方には非常におすすめです。
2.ヤマガブランクス ブルースナイパー 100MH
ヤマガブランクスから販売されているブルースナイパー 100MHは、ナノアロイを搭載した事で驚異的な復元力を実現したロッドです。
復元力が強いという事は、魚にロッドを曲げられてもロッドが直線状に戻ろうとする力が働くため、魚をじわじわと浮かす事が可能になります。
強靭的な強さを持つロッドではありますが、ティップはメタルジグやプラグを操作するために繊細に作られているので、操作性も抜群です。
メタルジグは80~100g、プラグは60g前後が操作しやすい様に設計されているので、潮流の早いフィールドや水深のあるフィールドで大活躍します。
ヤマガブランクスのロッドはブランクスにこだわりを持って作られているので、多くの方がヤマガブランクスのロッドを愛用しています。
まだヤマガブランクスのロッドを使った事がない方は、ぜひヤマガブランクスのロッドの性能を高さを楽しんでみてください。
3.シマノ コルトスナイパー XTUNE S100XH
シマノから販売されているコルトスナイパー XTUNE S100XHは、シマノのショアジギングロッドであるコルトスナイパーシリーズのハイエンドモデルです。
本モデルは大物を絶対に獲りたいという方に最適なモデルとなっており、メタルジグは150gまで、プラグは120gまで使用する事が出来るので、激流ポイントで育ったヒラマサやカンパチを狙いたいアングラーには非常におすすめです。
重いルアーを使用するためショアジギングにあまり慣れていない初心者の方にはおすすめ出来ませんが、ショアジギングで大型青物を獲りたいというベテランアングラーにはぜひとも使って頂きたい一本です。
ナノアロイも搭載されているので復元力も高く、ロッドが勝手に仕事をしてくれると感じさせてくれる仕上がりになっています。
性能の高さはピカイチなので、対大物用ショアジギングロッドを揃えておきたい方には非常におすすめの一本です。
4.TENRYU パワーマスター 96H
TENRYUから販売されているパワーマスター 96Hは、9.6フィートの長さで長時間しゃくっていても疲れにくくなっており、集中力を持続させる事が出来るロッドです。
パワーマスターには3つのジャンルがあり、純粋にただ大物を狙うためだけのパワーを秘めた「ヘビーコア」、ダイビングペンシルやミノーなどのプラグと相性が良く作られている「プラッキング」、ライトPEラインを使って中型青物までを狙ったライトショアジギングに特化した「ライトコア」があります。
本モデルはその中でも大物狙いに特化したヘビーコアになっており、カーボンナノチューブ素材を使用した事で、驚異的な粘り強さを手に入れる事に成功しました。
ガイドはチタンフレームになっており、リングにはトルザイトリングを使用するという贅沢っぷりになっています。
トルザイトリングはガイド抜けが良いだけでなく、軽さや感度にも貢献しているのでアングラーの集中力持続に役立ってくれます。
ルアーは80g前後がちょうど扱いやすい様に設計されているので、重すぎるメタルジグでは体力的に自信がないという方におすすめです。
5.メジャークラフト クロスライド 1002H
最後にご紹介するのは、メジャークラフトから販売されているクロスライド 1002Hです。
ハイエンドモデルは価格が非常に高いため中々手が出せない方が多いですが、クロスライドはコストパフォーマンスに優れたメジャークラフト製なので、ハイエンドモデルでありながらもお財布に優しい一本になっています。
お財布に優しいからといって性能に一切の妥協はなく、バット部分にはクロスフォースプラス、ベリー部分にクロスフォース、さらにガイドはオールチタンというこだわりっぷりです。
高弾性、高剛性、高感度、軽量性を高いレベルで実現しており、まさに価格以上の性能を秘めています。
本モデルはクロスライドシリーズの中でも最強のモデルとなっているため、大型のブリやヒラマサ、カンパチを獲るには最適なモデルです。
ロッドにあまりお金はかけられないけど、ハイエンドモデルが欲しいというアングラーにはベストマッチなロッドなので、ぜひ使ってみてください。
ハイエンドロッドで狙うは大型青物!

ショアジギングは非常に多くの魚種を狙う事が出来る釣法なので、多くのアングラーが日々楽しんでいます。
堤防で小型青物を釣っていると不意に大物が食ってくるなんていう事も十分にあり得る釣法なので、もしもの事態には備えておきたいですよね。
今回ご紹介したハイエンドロッドは、どのロッドも凄まじい強さを誇っているので不意の大物に安心して対処する事が出来ます。
むしろ、大物を獲るためのロッドと言えるものがほとんどなので、大物以外のターゲットでは物足りないぐらいになってしまいます。
大型青物やランカーシーバスなどが掛かれば嬉しいですが、筆者の場合はなぜか大きなエイが掛かってしまう事が多いので、もしエイを掛けてしまった場合は強靭な引きに気を付けてください。
また、エイを浮かせてきてもタモでランディングする事は出来るだけ避けましょう。
エイの尻尾は鋭い毒針になっており、最悪の場合死に至る可能性もあります。
どうしてもルアーが外れずに困ってしまった場合は、あまり良い事ではありませんがラインを切ってしまう事をおすすめします。
命に関わる事なのでぜひとも知っておいてください。
最後に話が脱線してしまいましたが、ぜひ本記事を読んで頂いた皆様もハイエンドロッドを使って、大型青物を狙ってみてくださいね。
釣りをする際はライフジャケットの着用を徹底し、安全な状態で釣りを楽しんでくださいね。