シーバスの生息域は意外と広く、港湾部や河川、磯、サーフなどとなっています。これだけ広いフィールドだと様々な条件を考慮しなくてはならなくなり、ロッド1本で対応しきれないです。
そのため、エリア別にロッドの選び方やおすすめのロッドを紹介します。
シーバスロッドを選ぶ際の基本的なポイント
ルアー釣りのロッドを選ぶ際は、長さ、硬さ、適合ルアーやライン、継数が基本的なポイントになります。
シーバスロッドの長さ
ロッドの長さは、普段馴染みがあるcmやmmといった単位が使われることは少なく、フィートとインチを組み合わる場合が多いです。フィートとインチをcmに変換すると次の通りです。
- 1フィート=30.48cm
- 1インチは=2.54cm
例えば、シーバスロッドでよく使われる9フィートという長さの場合、9フィート×30.48cm=274.32㎝となっています。また、ただ76と書かれている場合は7フィート6インチのことで7フィート×30.48cm+6インチ×2.54cm=228.6㎝となっています。
シーバスロッドの硬さ
ロッドの硬さは、硬い順に次の通りです。
XH (エクストラヘビー)>H (ヘビー) >MH (ミディアムヘビー) >M (ミディアム) >ML (ミディアムライト) >L (ライト) >UL(ウルトラライト)
各硬さに対応する魚は次の通りです。
- XH:いわゆる怪魚といわれる大型魚に対応する硬さ
- H:大型の青物やハードロックフィッシュに対応する 硬さ
- MH:ランカークラスのバスなどに対応する 硬さ
- M:魚種を問わずオールジャンルの魚 に対応する 硬さ
- ML:バスやシーバスなど小物~中型の魚に対応する 硬さ
- L:バスやトラウト、ライトロックフィッシュなどに対応する 硬さ
- UL:最も柔らかく、管理釣り場のトラウトなどに対応する 硬さ
シーバスロッドの適合ルアーやライン
適合ルアーやラインはロッドのマニュアルなどに記載してあるので、キャスティングしたいルアーの重さや、使いたいラインの強さに合わせて選びます。
シーバスロッドの継数
継数はロッドの 継ぎ目 の数です。継ぎ目を作る理由は持ち運びに便利なようにロッドを小さくするためです。継数については、少ない程トラブルが起きにくく釣りやすいですが、持ち運びには不便です。現在の主流の継数は2本です。ただ、電車やバス、バイクで移動する人は、仕舞寸法が50cm程度のパックロッドがあります。
おかっぱり、漁港、堤防で使えるシーバスロッド

おかっぱり、漁港、堤防でシーバスを狙う人は多いと思います。これらのフィールドでシーバスのルアー釣りを楽しむ際には、ある程度長い距離のキャスティングが必要なので、ロッドの長さと硬さは次の通りです。
- ロッドの長さ:8ft(約2.4m)程度
- 硬さ:ML(ミディアムライト)
これらの条件でおすすめのシーバスロッドは次の通りです。
AbuGarcia Eradicator Extreme(アブガルシア エラディケーターエクストリーム)
サーフや磯で使えるシーバスロッド
サーフや磯でシーバスを狙う人は、遠投や地形を考慮したロッド選びが必要です。遠浅のサーフの場合、シーバスが集まるポイントまでかなり離れている場合あり、遠投が必要になります。
また磯からシーバスを狙う場合、キャスティングする場所から水面が離れている場合があり、長いロッドのほうが根がかりを回避しやすいです。このような理由から、ロッドの長さと硬さは次の通りです。
- ロッドの長さ:10ft(約3m)以上
- 硬さ:ML(ミディアムライト)以上
これらの条件でおすすめのシーバスロッドは次の通りです。
SHIMANO DIALUNA(シマノ ディアルーナ)
ボートシーバスで使えるシーバスロッド

ボートからシーバスを狙う場合は、足元を考慮する必要があります。
ボートの上は、おかっぱりと比較して、足元が不安定になることがあります。
そんな状況でも、シーバスが集まるポイントへ正確にキャスティングするためには、扱いやすい短めのロッドを選ぶ必要があります。また、狭いボート上で長いロッドを振り回すとトラブルになりやすいので避けたほうがいいでしょう。
このような理由から、ロッドの長さと硬さは次の通りです。
- ロッドの長さ:6ft(約1.8m)程度
- 硬さ: L (ライト) 程度
これらの条件でおすすめのシーバスロッドは次の通りです。
SHIMANO LUREMATIC(シマノ ルアーマチック)
エリアを広げてシーバスを狙う
家の近くの河川でシーバスを狙うのは手軽で楽しいです。一方、少しエリアを広げて、サーフや磯、ボートでシーバスを狙うのも楽しいです。エリアを広げたいと思っている人は新しいロッドが必要になると思います。そんな時にこの記事がお役に立てばうれしいです。