バス釣り初心者にとってルアーセレクトは悩みの種です。絶対的な信頼を置くルアーが一つでもあれば良いですが、「まだバスを一匹も釣ったことがない」という方にとっては、どのルアーを選べば良いのか非常に悩みます。
そこで今回は、 初心者の方におすすめな使いやすくて釣れるルアーを紹介していきます。紹介するのは発売から長きに亘って多くのアングラーから愛される名品であり、今尚信頼して使えるルアーです。
また合わせて、初心者の方がバスを釣るコツも解説。こちらもぜひチェックしてみてください。
1初心者がバスを釣る3つのコツ

「とりあえずワーム」は良くない
バス釣り初心者の頃は「プラグよりワームのほうが釣れる」という先行イメージから、どこでもどんな状況でもとりあえずワームを使いがちです。実際「ワームのほうが釣れる」というのは間違いではないですが、ワームの釣りに慣れていない初心者となると話は別です。
ワームの釣りは、底をとりながらゆっくりワームを引いてくるのが基本です。そのためその場所に魚がいれば良いですが、魚がいないとなるとかなり時間の無駄になります。加えてプラグのように引き抵抗が軽い釣りなので何をやっているか分からないということにもなりがちです。
それであればバイブレーションなどのプラグを使って広範囲を探る釣りをしたほうが効率的ですし、活性の高い魚が相手になるのでアタリも分かりやすく釣りやすいです。
初心者の頃は、ストレスなくできる自分が釣りやすい釣りを展開するのがバスを一匹でも多く釣るコツです。
何もないところに投げない
ブラックバスは障害物や変化に富んだ場所に身を潜める習性を持った魚なので、当然ながら障害物であったり変化のある場所にルアーを打ち込んでいくのがバス釣りの基本です。
もちろんフィールドによっては何もない開けた場所の場合もありますが、その場合は護岸や護岸の切れ目、または急深(カケアガリ)の場所や流れの変化などを狙います。
バスはちょっとした変化や障害物にもつくので狙いを持ってキャストを繰り越すことが釣果を伸ばすコツです。
硬いロッドを使わない
硬いロッドは扱いが難しく中級者から上級者向けといえます。そのため初心者の頃は硬さがハード(H)と表記されたロッドは避けるのが懸命です。
硬いロッドは重いルアーを使ったり、パワーのいる釣りでは大きなメリットを感じますが、汎用性があまりありません。それに一般的なパワーのロッドに比べ、しなりを利かすことができないのでキャストにもコツがいります。
さらには、魚がルアーにバイトした時にはすぐにアワセる必要もあります。ロッドが硬い分、魚に違和感を感じられるまでの間も早くなり、すぐにルアーを離してしまうのでアタリからアワセまでの間も短くなります。
このような理由から、初心者の頃はパワーがミディアム(M)までのロッドを使うのがおすすめです。
バス釣り初心者におすすめの使いやすくて釣れるルアー5選

1.ダイワ T.D.バイブレーション
ダイワのT.D.バイブレーションは、まさしく投げて巻くだけでバスを引き連れきてくれるルアーです。バイブレーションとしては定番中の定番ルアーで発売から20年以上が経過していますが今も尚その実力は折り紙付きです。
そして、T.D.バイブレーションはラインナップが豊富なのでフィールドや状況に合わせて使い分けられるのも嬉しいポイントです。ラインナップでいうと例えば重量を10gと18gから選べますし、ラトル音の有無やラトルサウンドの種類さえ選ぶこともできます。
初めのうちはどれを選べば良いのか迷ってしまいますが、おすすめは10gのノーマルサウンドモデルです。ラインナップの中ではこのモデルが最も基本となり使いやすいので、まずはこのモデルから試してみるのが良いでしょう。
2.ダイワ ピーナッツII
ダイワのピーナッツIIも、T.D.バイブレーションと同様ダイワを代表する釣れる定番ルアーです。ルアーの見た目からは少しチープな印象もありますが、性能は申し分なし。良く飛びよく動き、それでいてアクションは巻くだけでOKとなんとも有り難いルアーです。
そして、ピーナッツIIは価格が「安い」というの見逃せない点です。特に初心者の頃はルアーロストを恐れて障害物などにタイトに投げるのを戸惑ってしまいますが、手頃な料金で買えるルアーであれば幾分気も楽にキャストできるでしょう。
クランクベイトはストラクチャーやカバーに当てて使うことでより威力を発揮するルアーです。高価なルアーでキャストを恐れるのであれば、コスパの良いルアーを積極的に使っていくほうが良いです。
3.エバーグリーン Dゾーン
エバーグリーンのDゾーンは、スピナーベイトの釣りをより簡単にしてくれた革命的なルアーです。それまでのスピナーベイトのワイヤーアームとは明らかに違う独特な形状と類を見ない細さが強烈なバイブレーションを生み、バスに強くアピールします。
また、スピナーベイトであるがゆえ根掛かりもしづらいですし、あらゆるレンジをこの一つのルアーで探ることができるのはメリットです。投げて巻くだけの簡単な使い方で十分釣れるので、初心者の方にぜひおすすめしたいルアーです。
4.ゲーリーヤマモト 4インチカットテール
ゲーリーヤマモトの4インチカットテールは、ボウズ逃れで使う人も多い釣れるワームの代表格です。リグはダウンショットリグやジグヘッド、ネコリグなど何でも合うので使い勝手も大変良いです。
特にノーシンカーリグで使うと水平姿勢を保ちながらフォールするので、特別なアクションを加えずともフォールでしっかりバスにアピールできます。
4インチカットテールを目ぼしいところに投げて、フォールでバスを誘うという釣り方をポイントを移動しつつ繰り返すだけでも十分釣れるはずです。
5.ゲーリーヤマモト 4インチグラブ
ゲーリーヤマモトの4インチグラブは、ワームの王様と言うに相応しい非常に信頼度の高いワームです。
様々な使い方ができるので奥深さがあるのも4インチグラブの特徴ですが、初心者の方にはジグヘッドリグのただ巻きがおすすめです。ただ巻きでもワームのテール部分が水流を受けてピロピロと艶かしく動くので十分バスにアピールできます。
また、ジグヘッドリグであればフックポイントがむき出しになっているので簡単にフックアップするのもメリットです。この点も初心者の方には大きいと言えます。
ルアーは信頼して使うことも大切!
今回紹介したルアーは本当に特別なテクニックを必要とするとなく簡単にバスを釣ることができるルアーです。申し分ない性能を持ちながら手頃な価格で手に入れられるルアーもあるので、ぜひロストを恐れることなくガンガン使ってみてください。
また、ルアーは信頼して使うことも大切です。ちょっと使って釣れないと思ってはすぐ変えてしまうとそのルアーの良さや使い方を掴むことは難しいです。
初心者の頃は思い切って一つのルアーを使い続けるのも手。得意な釣りを構築するのも上達への近道です。