「鯉釣りに挑戦してみたいけど、専門的なタックルを持っていない」
「鯉釣り専用の仕掛けで狙うのは、なんだか難しそう」
ひょっとしたら、そんな悩みをお持ちではないでしょうか?全国各地で見かける鯉ですが、なるべく手軽に釣ってみたいですよね。
そこで今回は、食パンで狙う鯉釣りについて詳しく解説します。初心者の方でも手軽に始められる釣り方なので、今まで鯉釣りに心理的な抵抗があった人は是非、ご一読くださいね。
1鯉を食パンで釣るのは簡単なのか?

結論となりますが、鯉を食パンで釣るのはシンプルかつ、簡単です。
一般的に、鯉を食パンで狙うためにはダンゴ仕掛けやブッコミ仕掛けを用います。これらの釣りは、鯉釣り専用のヘビータックルを準備する必要があるのです。
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、鯉釣り専用タックルは大きくて、ゴツい作りです。もちろん、価格も高めに設定されている傾向があります。
鯉は身近な魚なので一度は釣ってみたいと思っても、「専門タックルがないから…」というのが、諦めてしまう主な理由です。
しかし、バス釣りなどで使用するライトタックルと食パンを用いるだけで鯉は釣れてしまうのです。
食パンで鯉を釣る方法としては、パンが針に隠れるぐらいのサイズをカットして取り付けます。そして、鯉の進行方向にキャストしてあげることで捕食します。
鯉にとっては、手軽に高栄養価なエサを捕食できることが大きなメリットとなっています。
さらに、都市河川や街中を流れる河川に生息している鯉はパンを積極的に捕食する傾向が強いです。理由としては、一般家庭で排出される食べ残しなどが川に流れることが考えられます。
天然なエサだけでなく、人工的なエサを捕食する個体も増加しているのです。
水面で鯉がパンを捕食する瞬間は堪らない!実際の釣り方について
先述したように、鯉を食パンで釣る方法は簡単です。専用タックルで鯉を狙う醍醐味もありますが、とりあえず一匹だけでも良いから鯉を釣りたい時は、食パン仕掛けで狙いましょう。
実際の釣り方についてここでは、詳しく解説します。
まず、食パンで鯉を釣るためには水面に浮遊している個体を見つけましょう。ポイントの選び方としては、シャローエリアとなります。
シャローなポイントに浮遊している鯉は一定数いるので、静かに近付きます。鯉の動きはゆっくりなので、進行方向を目視して確認しておきましょう。
食パンは握り潰すようにして針に掛ける方法もありますが、おすすめは軽く針に掛けることです。これは、食パンが潰れないために水面で浮かびやすくなるからです。
エサのセットが完了したら、2-5メートル先を目掛けて鯉の進行方向にキャストしましょう。水面に浮かんでいる食パンは見やすく、鯉がフラフラと近づいてきます。
この際にラインを張りすぎず、水面の流れに任せて食パンを流してあげましょう。鯉は警戒心が強い魚なので、ナチュラルな動きが釣れる秘訣になりますよ。
鯉が食パンに興味を示すと、吸い込むようにして食パンを捕食します。白い目印の食パンが吸い込まれたら、ロッドを立ててしっかりと口に釣り針を貫通させます。
重量級のある引きで走り回るので、ドラグ調整を行いながらランディングをしましょう!
マル秘テクニックを紹介!食パンで鯉を効率良く寄せる方法とは?
続いて、食パンで鯉を効率的に釣る方法についても解説します。
鯉は、食パンを針に付けて浮かせるだけでも十分に釣れますが少し戦略的な釣り方を実践してみましょう。というのも、釣り針を仕込んでいる食パンと同等サイズの食パンを幾つか用意しておきます。
集団で泳ぐ鯉を見つけたら、ちぎった食パンを複数個投げ入れます。群れの鯉は一匹が捕食を始めると、続けて他の個体も捕食し始めます。
完全に捕食スイッチが入っているタイミングで、釣り針を付けたエサをキャストして鯉に違和感を与えずに捕食させることができるのです。
高活性のタイミングでは連発ヒットが期待できますし、渋い時にも鯉を釣りやすくなりますよ。
シークレット的な釣り方ですが、良型の鯉が面白いように釣れるようになります。
鯉を食パンで釣るために必要なタックルとは?
ロッド
食パンを用いた鯉釣りでは、ミディアムクラスのロッドを使用するのがおすすめです。弱すぎず、しかし食パンを投げれるほどのしなやかさがあるのが決め手となります。
鯉の引きは強いので、リールのドラグ調整機能を上手に駆使して吊り上げましょう。
パワーを吸収しやすいMクラスのロッドは、鯉の引きを吸収しやすいですよ。
リール
リールはスピニングリール3000番を目安に使用しましょう。通常ギアのリールでも十分に扱うことが可能で、食パンをキャストする分には問題ないです。
程よいパワー性能とドラグ性能を兼ね備えているスピニングリールです。コスパの良いリールなので、おすすめですよ。
ライン
ラインの太さは細すぎず、太すぎない太さが最適です。およそ8-12lbほどで、水面に馴染みやすいラインを使用するのが良いです。
鯉は敏感な魚で、ラインの太さにも注意しておきたいです。
細いラインであれば、食パンの飛距離を確保しやすくなるメリットがあります。ただし、障害物に絡まってラインブレイクしてしまう確率も大幅にアップします。
それゆえ、12lbほどのラインを使用するのがおすすめですよ。
フック
鯉は重量のある魚なので、細軸のフックだと曲げられてしまったり、折られてしまうリスクがあります。
そのため、鯉釣り用の太軸フックやチヌ用のカン付き針を使用しましょう。
鯉の口は大きいので、号数は3-5号ほどになります。フックサイズが小さすぎると口に掛からないので、大きめなサイズを使用して問題ないです。
初心者でも簡単!食パンで狙う鯉釣りに挑戦してみよう

今回は初心者の方でも手軽に始められる食パンで狙う鯉釣りについて、紹介しました。
筆者は、専門タックルで狙う鯉釣り経験があります。もちろん、楽しい釣り方の一つでありますが、食パンで狙う鯉釣りは「手軽さ」の一言に尽きます。
コストを抑えて釣りができ、しかも70-80cmクラスの大型な鯉も釣れてしまうのです。
ライトタックルと食パンさえあれば始められる釣りなので、是非チャレンジしてみてくださいね。