こんにちは。福岡在住のライトゲーム愛好家・アツオです。

しばし猛威を振るっていた「寒いから外に出たくねぇ〜という怠け心」に釣り行きてぇ欲が勝利を納め、約2週間ぶりに釣り場に繰り出してきました。

この時期のライトゲームで狙いといえばメバルですよね?

釣りに行く前は完全にメバルの口になってて、帰ったら煮付けとか湯引きとか塩焼きとか作って日本酒をキュ〜っとやる自分を想像してヨダレを分泌していました。

アジングタックルを片手に揚々と釣り場に繰り出しはしたものの、現地でお目見えしたのは外道の小型タチウオ。

んだよ。タチかよ。
おらぁメバルが釣りてんだよ!

ってなったのですが、狙って釣ってみるとアジングタックルでのタチウオゲームが予想以上におもろかったんです。その楽しさをシェアすべく、こうやってせこせこと記事を書いているわけです。

てことでちょいと前置きが長くなりましたが本記事では、意外とハマるフィネスタックルでの小型タチウオゲームのやり方や釣果アップのコツをご紹介していきます。

博多湾・箱崎ふ頭での実釣レポートもまとめておきますので、よかったらお役立てください。

ジグ単タチウオゲームがおもしろい!

本記事でお伝えしたいことを一言で言いますと、

GyoGyoくん
GyoGyoくん

アジングタックルでタチウオ釣るのおもれぇ!ムフ

ってこと。

今まで、小アジの泳がせ釣りやウキ釣りでタチウオを釣ったことはあったのですが、ライトタックルを使い、狙って釣ったのは今回が初めてでした。

んまあ当初の本命はメバルだったわけですが、ジグ単を使ってタチウオを釣ってみると意外とおもしろくてハマりそうだわーってのがなうです。

具体的にどこがおもしろかったかというと↓。

  • 喰わせるためにはアクションが重要
  • お口が細いのでアワセがシビア

ざっくり言えばアジングのような繊細さがあり、予想以上にゲーム性が高かったってことです。

てことで次のページからは

へえ〜、おもろそう。ワシもタチウオ釣ってみようかな〜。

って方のために、ジグ単タチウオゲームで使うタックル、釣果アップのコツをまとめていこうと思います。

ジグ単タチウオゲームで使うタックル

まずはタックルですが、アジングorメバリングタックルを流用するのがおすすめです。大型のタチウオを狙うならエギングやシーバス用といったパワーのあるロッドが必要になりますが、博多湾の陸っぱりから釣れるタチウオは小さめ。

アジングorメバリングロッドでも楽勝でキャッチ可能です。むしろ、パワーよりも感度を重視したセッティングで挑んだ方がゲームの楽しさは増します。

タチウオゲームを楽しむためのタックル選びのポイントは↓の3点!

  • ロッドは6フィート台がおすすめ
  • リールは1000〜2000番クラス
  • ラインはなんでもOK

順番に解説していきやす!

ロッドは6フィート台がおすすめ

小型タチウオゲームでは1〜2g程度のちょい重ジグ単がメインとなります。ジグ単の操作性と感度のバランスが良い6フィート台のアジングorメバリングロッドを流用するのがおすすめです。

少し大きめの個体がかかっても問題ないよう、バットには適度なパワーがあるロッドが良いかと思います。

おすすめのロッドは↓。

ジグ単だけでなく、キャロやスプリットも使えるので水深のあるフィールドや沖を攻めたいシチュエーションにも使えます。強度・感度のバランスに優れた万能型アジングロッドなので、タチウオゲームとの相性もバッチリです。

リールは1000~2000番クラス

リールは1000〜2000番クラスのものを用意しましょう。ジグ単メインで攻める場合は1000番クラス、遠投リグも使用するなら2000番クラスがよかです。

おすすめリールは↓。

アンダー10,000円ながらも巻き心地、ドラグ性能ともに好感触なハイコスパリール。サブリールはもちろん、メインリールとしてゴリゴリ稼働させるものありです。

ラインはなんでもOK!

ラインはぶっちゃけ何でもOKです。エステル0.25号の強度でも問題なく釣りができたので、エステルでもフロロでもPEでも好きなものをお使いください。

  • エステルなら:0.4号前後
  • フロロカーボンなら:0.8号前後
  • PEなら:0.4号前後

ぐらいがちょうど良さげです。

ただ、タチウオは歯がするどいのでフロロ1〜2号のショックリーダーを噛ませておきましょう。フロロ2号のリーダーでも切られるときは切られますが、キャッチ率は断然上がります。

エステルのおすすめライン

フロロカーボンのおすすめライン

PEのおすすめライン

おすすめのショックリーダー

GyoGyoくん
GyoGyoくん

小型タチウオゲームのおすすめタックルの紹介は以上だよ。次のページでは釣り方のコツを解説していくゾ!!

ジグ単タチウオゲームでの釣果アップ法

続ていはジグ単でタチウオを釣るコツについて解説していきます。

コツは↓の4点です。

  • ちょい重ジグヘッド×フォール主体で攻める
  • ワームはソリッド系×長めに反応良し
  • 違和感を感じたら即アワセ
  • アジと同じで明暗の変化でアタリが出やすい

ちょい重ジグヘッド×フォール主体で攻める

ライトタックルでの小型タチウオゲームは、フォール主体で攻めるのがおすすめです。誘いの手順は基本的にアジングと同じ。まずキャスト後にカウントをとり、任意のレンジまでジグヘッドを沈めます。

表層から順に

  • 5カウント
  • 10カウント
  • 15カウント

といった感じで上からレンジを刻むのがおすすめです。

リグを任意のレンジに送り込んだら、大きめのシェイクを数回入れながらアピールします。その後は糸フケを取りラインを張りながらアタリを待ちましょう。

操作性やフォールスピード的にちょうど良いのは1.5gぐらいの重さのジグヘッドです。小型のタチウオは口が細いので、針は小さめの方がGood。また、なるべく即掛けしたいので、オープンゲイブのものが尚良しです!

おすすめのジグヘッドは↓。

ワームはソリッド系×長めに反応良し

釣り用ワームのカラーをざっくり分類すると、クリア系とソリッド系の2種類。ワームの向こう側が透けて見えるのがクリア系、向こう側が見えず色が濁っているのがソリッド系です。

クリア系は魚に違和感を与えづらい代わりにアピール力が弱いという欠点があります。手っ取り早くアピールするためにソリッド系を使うのがおすすめです。

また、タチウオが捕食しているエサのサイズもアジよりは大きいので、ワームも大きめにしてあげましょう。

おすすめのワームは↓。

違和感を感じたら小さく即アワセ

ちょい重ジグ単にソリッド系の大きめワームをつけてリフト&フォールで誘い、そこにタチウオがいればアタリが出るはずです。リグに違和感を感じたら即アワセを入れてあげましょう。

タチウオのウキ釣りならエサをしっかり食いきるまで待つのがセオリーですが、ルアーの場合は即アワセがおすすめ。ロッドを大きくあおる必要はなく、手首のスナップを効かせて小さめにアワセてください。

GyoGyoくん
GyoGyoくん

タチウオの上アゴに「カツンッ」と引っかけるイメージだよ!

小型のタチウオは口が細いのでアワセのタイミングが難しく、乗らないことも多いですが、それもまた一興。うまくいかない難しさに悶絶できるのもルアーゲームのおもしろみですよね。

アジと同じで明暗の変化でアタリやすい

タチウオ釣りもアジングと同じで、何らかの変化がある場所でアタリが出やすいです。漁港で最も狙いやすい「変化」は、常夜灯による明暗の境。積極的に狙ってみると、釣果につながりやすいです。

また潮のヨレにもベイトが溜まりやすく、タチウオの群れが潜んでいる確率も高め。ロッドへの荷重が変わり潮流の変化を察知したら、リグを少し送り込んで同じ場所で停滞させてみても良いと思います。

GyoGyoくん
GyoGyoくん

タチくんを釣るコツは以上だよ。次ページは博多湾での実釣レポート~♪

博多湾・箱崎ふ頭のジグ単タチウオゲーム実釣レポート

ここからはジグ単タチウオゲームの実釣レポートをお届けしていきます。今回の釣り場は博多湾の定番ライトゲームスポットである箱崎ふ頭です。

釣行日のコンディションは↓のような感じです。

  • 釣行日時:2020年1月16日 18:30~19:30
  • 潮まわり:小潮/下げ潮
  • 天気:晴れ、ほぼ無風

メバリングのつもりで出撃するも…

ここまで偉そうにタチウオの釣り方を語ってきましたが、元々はメバルを釣る予定でした。

  • 6フィート台のアジングロッド
  • 1000番クラスのリール
  • 極細エステルライン+フロロ0.8号のリーダー
  • ジグ単

というセッティングで箱崎ふ頭にエントリー!ちなみに場所はこのあたり↓。

常夜灯がバッチリ効いたポイントに入りました。

最初はいつもどおり、1gのジグ単にアジアダーをくっつけて上からレンジを刻んで反応を探っていきます。モソッという違和感を感じてアワセを入れると、瞬殺でリーダーがプッツン。

歯があるヤツがいるとわかったので、リーダーをエギング用のフロロ2号にチェンジします。極細のエステル0.25号にリーダーがフロロ2号というバランスの悪さは置いといて、アタリが出た場所をリフト&フォールで通してみると…再びモソッ。

準備万端だったので即アワセ!

タチウオが上がってきたことで、さきほどリーダーをぶった切った魚の正体がわかったってわけです。

タチウオが乱舞!

お目当てのメバルは釣れなさそう…ということで、しぶしぶタチウオに狙いを切り替えます。それからアクションやジグヘッドの重量、ワームなどいろんなパターンを試していくと

  • フォールスピードは1.5gぐらいのジグヘッドがいい感じ
  • ソリッド系カラーの大きめワームに好反応

ということが判明!

いい感じのセッティングを発見したら、あとはリピートするだけ。キャストして20~30カウント程度リグを落とし、大きめシェイクからのテンションフォールでアタリを待つってかんじです。

乗らなかったり、乗っても切られたりってこともありながら、最終的には小型のタチウオを6匹GET!

小一時間でしたが、なかなか楽しむことができました。

帰宅後はタチウオのわたを出してブツ切り→片栗粉つけて油へどーん!もみじおろし×ポン酢を付けて骨までバリバリ頂きました。

陸っぱりからジグ単でタチウオを釣ってみよう!

てことでアジングタックルでのタチウオ釣りレポートは以上です。

繊細なタックルでのタチウオゲームは超スリリング。アワセてもなかなか乗らないし、アワセ遅れるとリーダー切られるし、かなりゲーム性が高めです。

バリバリの高感度タックルを持ち込んで、ぜひタチウオを釣ってみて下さいね。

ポイントのおさらいは↓からどぞ♪