
みなさんはサビキで使うコマセカゴの位置は、サビキ仕掛けに対して上、下どちらに設置していますか?
サビキ釣りにおいては、全国で同じ位置にカゴを設置していると思っている方もいると思いますが、地域によって場所の違いがあることを知っていましたか?
ここではコマセカゴを上、下につけるメリットなどを紹介いたします。サビキ釣りを楽しむ際には、コマセカゴをつける位置を自分なりに変えてみても面白いかもしれないですね。
1みなさんはどっち派?地域による違いも

おおまかに分けると関東では上カゴ式、関西では下カゴ式が主流になっているようです。販売されているパッケージの裏面に記載されているサビキ釣りの仕掛けの詳細を見ても、関東、関西ではおすすめされているコマセカゴの位置の違いがあったりします。
また、地方に関係なく、釣り人によってもコマセカゴをつける位置のこだわりを持っている方もいます。2種類のサビキをつける位置の違いを経験すると、それぞれのメリットや気になるポイントを感じることがあるかもしれませんね。
コマセカゴを上につけるメリット
浅い場所で使いやすい
水深が比較的浅い場所でサビキ釣りを楽しむときは、上にコマセカゴをつけることで、ボトムにごつごつと当たることがなく、コマセカゴを根に引っ掛けてしまうリスクが大幅に軽減されます。そのため水深の浅いエリアや、中層より上にいるアジやサバを狙う際には上カゴが使いやすいとされます。
コマセカゴの位置の変更はスナップで簡単にできるものが多いため、みなさんもぜひ試してみてください。カゴの位置で悩む場合は水深をひとつに目安と考え選択してみても良いかもしれません。
カゴからエサが散布される様子を確認しやすい
コマセカゴを上につけることで、コマセの散布スピードや魚の反応が見えやすくなります。釣り人はその反応を見ながらコマセの量や、粘度を調整することができますね。
また不必要なエサの消費を減らすために、なるべく魚からの反応がないコマセをハイスピードで使うことは避けたいですよね。釣りを楽しむ場所にターゲットはどのくらいいるのか?どのサイズがメインになるのか?など簡単に観察することができるのが、上にカゴをつけてサビキ釣りを行うメリットになります。
観察するときの注意点は、長い時間行わない、多すぎる頻度では行わないなどです。魚の警戒心を強くさせないことや、魚を散らしてしまうことがないように行ってください。
1コマセカゴを下につけるメリット
水深が深いエリアで有効とされる
ボトム付近でエサが散布されやすく、ある程度水深がある場合には下にカゴを取り付けてみても良いかもしれません。カゴを下にすることで、バランス的にも仕掛けを落としやすくなるメリットもあります。
後方重心になり、遠投サビキに使いやすい
カゴを上につける場合、下につける場合で重心が異なるため飛距離の違いが出やすいです。遠投サビキを好む方、より遠くにサビキで誘いたい方は下にコマセカゴをつけると飛距離がアップします。
サビキ釣りは遠投すると大型が掛かることが多くなるため、遠投重視の方はカゴを下につけると良いでしょう。
エサを入れやすく、手返しが良い
下につけるコマセカゴは、バケツに入ったコマセを手を使わずに投入することも可能です。最も下部につけたカゴでコマセを掬うように取り入れるイメージですね。このため、下にカゴをつけると手返しが良いといわれています。
コマセカゴ
多くのエサを入れやすい造りになっており、スムーズにサビキ釣りを楽しむことができます。コマセが出る量が調整しやすい、付属品のような素材とは異なり見た目の良さも特徴です。
プラスチック コマセカゴ
コスパがよく、多くの方が愛用しているコマセカゴです。サビキ仕掛けに付属しているのもこのタイプが多く、みなさんも一度は使った経験があるのではないでしょうか。エサも入れやすく扱いやすさが特徴です。
網 コマセカゴ
網の上部にフタがないことはエサが入れやすい特徴がありますが、エサが水中でなくなりやすいといった面もあります。使用後は洗浄し、サビを防ぎましょう。
まとめ

コマセカゴを上につける場合、下につける場合とそんなに釣果に影響はないとされますが、大きく違うことは遠投性能、釣り人によっては手返しの良さなどがあります。サビキ釣りで面倒に感じるコマセカゴへのエサの投入は少しでも楽に入れることができるとストレスなく釣りを楽しむことができそうです。
コマセカゴは基本的にどの場所につけても間違いということはありませんので、自分が好きな場所、より「釣れそうだな」と思う場所に設置して、自分なりの仕掛けを作ってみても良いでしょう。いつもと違う場所にコマセカゴを設置し、フレッシュな気持ちでサビキ釣りを楽しんでみてください。