「山の奥地にある釣り場で、釣りをしていたらイノシシと遭遇してしまった…」そんな経験はありませんか?
山里のような田舎にある釣り場では、イノシシとの遭遇は珍しくはありません。そこで、この記事では筆者の実体験をまじえて釣りの最中におけるイノシシ対策をご紹介します。
1魚と出会うはずがイノシシと遭遇…咄嗟にとった行動とは?
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ところで、皆さんは普段、どのような釣り場で釣りをされているでしょうか?
有名な湖や大きな河川、小さな池、沼、海、など釣り場となるフィールドは多種多様にあります。それらの中には、釣り場周辺に山が多かったり、木に囲われているようなフィールドもあります。
そして、このようなフィールドにおいてはイノシシが時おり出没します。筆者が経験したイノシシとの遭遇について少し紹介しますね。
イノシシと遭遇した当時、筆者はバス釣りをするために林に囲われた野池に行きました。見えているブラックバスを釣るのに真剣で、あの手この手でルアーをアクションしていました。
なかなかバスが釣れず、ルアーを変えるためにルアーボックスをバックから取り出そうとしていた時、不気味な物音がしました。「ガサ、ガサ、ガサ、、」明らかに大きめな動物の足音が周辺で聞こえます。
そして、獣の低い唸るような声が聞こえてきました。ゆっくりと周囲を見渡すと、竹やぶがガサガサと動いてるのを確認しました。距離的には約20mほどでしたが、あまりの恐怖に立っていることしかできませんでした。
ゆっくりと場を離れようとしたその時です。筆者の足音に気づいたのか、7-10頭近くのイノシシが大量に出てきました!
「あ、終わったな」という心境になりましたが、イノシシの方も慌てているようで、目の前を横切って林の中に勢いよく入っていきました。
中には100kgクラスの大型イノシシもいたので、もし攻撃されていたかと思うと本当に怖いなと実感しました。
釣り場で猪に遭遇した時に取るべき対処法について
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上述したように、釣りをしているとイノシシと遭遇してしまう経験は意外と多くあります。いくら気を付けていても鉢合わせしてしまうことはあるので、釣り人側で対応策を講じる必要があります。
相手は生き物ですので絶対に身を守れる保証はありませんが、少しでもイノシシから攻撃されるリスクを抑える術を得ておきたいです。
イノシシを脅かさない
まず、第一にイノシシと遭遇をしても不要な刺激を与えないことにあります。大声を出したりや棒を振り回す行為、石を投げつける行為などは返ってイノシシを刺激してしまいます。
目の前にイノシシが出没すると混乱してしまう気持ちも分かります。ですが基本的に、イノシシは臆病な性格なのでジッとしていることで攻撃をされるのを防げます。
イノシシの視線から外れるようにする
イノシシは動く物体に強く反応する性質があります。そのため、落ち着きながら背を向けないように移動しましょう。
理想としては物陰などに隠れることで、イノシシの視界から外れてあげましょう。立ち去るまで待ち、避難しましょう。
万が一に備えて太ももを守る
もし興奮したイノシシが襲いかかってきたときは、人間の急所である太ももをまずは守りましょう。太ももには太い動脈が流れており、噛まれてしまうと出血死をしてしまうことすらあります。
また、イノシシの体液にはバイ菌も多いので噛まれることをなるべく防ぎたいです。バックなどを所持している場合は、急所を防ぐためにもガードしましょう。
1釣り人がイノシシに遭遇する確率を減らす方法
イノシシと遭遇した際の防御方法について解説しましたが、出来るなら遭遇する確率を減らしてしまいたいですよね。
皮肉にも、釣れる時間帯とイノシシの活発な活動時間帯が被りやすいので、どうしても釣り人との遭遇率も高くなってしまうのです。
イノシシが出没しやすいフィールドは時間帯に注意する
イノシシは夜行性の動物ですので、夕方の暗くなり始める時間帯に活発に動き出します。少しでも薄暗くなると動き出すので、イノシシが出没すると有名なフィールドでは十分に気を付けたいです。
イノシシの目撃情報が多いフィールドはやめて、人気のある釣り場などを選ぶようにしましょう。
イノシシの痕跡を見つけたら釣りを辞めとく
イノシシは雑食性の動物で、木の身やミミズなどの昆虫を食べています。水辺となる釣り場周辺は、イノシシの捕食場にもなりやすくなります。
それゆえ、釣り場におけるイノシシの痕跡を見つけた場合は注意が必要です。土の状態などから真新しいそうであれば、釣りをするのは控えておきましょう。
イノシシと上手くやり過ごして、釣りを楽しもう!
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今回はイノシシと遭遇した実体験をご紹介すると共に、対処方法について解説しました。自然豊かなフィールドで釣りができるのは幸せなことですが、イノシシと遭遇して襲われてしまうのは嫌ですよね。
大人しい性格ではありますが、イノシシの繁殖時期(12月-1月にかけて)などは気性の強い性格になりがちです。イノシシに関する知識を身につけて、安心した釣りができるようにしてくださいね!