
みなさんはエギングを行う際にどのようなしゃくりアクションで誘っていますか?またエギングで最も重要とされるしゃくりのテクニックをどのぐらい知っていますか?
ここではアオリイカがよく釣れるとされるテクニックをいくつか紹介いたしますので、次回からの釣行時にはぜひ参考にしてみてください。
アオリイカから見えるエギは、アングラーのしゃくりアクションひとつでより一層本物のエサのような動きを与えることが可能で、釣果に大きな影響を与えるでしょう。
冬も狙うことができるアオリイカ

春や秋のイメージが強いアオリイカですが、冬も釣れないわけではなく、水温が低くなりすぎない深い場所に生息しています。そのため、冬は浅場のアオリイカを狙うより水深が深いスポットを選びながらの釣行がおすすめです。
エギのサイズは3.5号がひとつの基準になり、アオリイカのサイズに合わせてそこからサイズ調整を行います。
小さいアオリイカには2.5号のエギ、大きいアオリイカには4.5号のエギを使うなど、一般的なルアー釣りのようにベイトサイズを選択するようなイメージでエギの使い分けを行います。そのため、自分がエギングを行うエリアでどのようなサイズが釣れているのか、下調べをしてから釣行することも有効です。
しゃくり方で変わる釣果
アオリイカを簡単に効率よく釣るためには、エギを遠投し、水中でいかにしゃくりのアクションを入れ、アオリイカにエギの存在を気付いてもらえるかが重要なポイントです。
そしてエギングはしゃくりを繰り返す釣りでもあります。リフトアンドフォールや細かいしゃくりを繰り返すジャークアクション、ときにはストップを織り交ぜながら、アオリイカの興味を誘うようなアクションでエギングに挑戦してみましょう。
基本アクションである、2段しゃくり
これは多くのアングラーがまず初めに覚えたいテクニックです。2回しゃくるごとにフォールさせ、エギが水中でぽんぽんと跳ねるような動きを取り入れます。このように狂ったように泳いでいるエギは、イカの捕食スイッチをオンにさせる効果があるといわれます。
実際に試してみるとそう難しくないアクション方法になりますので、みなさんもエギングの初歩的なテクニックとしてこのアクションを取り入れてみてください。
ボトム付近にいるアオリイカを狙うには1段しゃくり
しゃくりの幅は小さく、1回しゃくるごとにフォールを繰り返すアクション方法です。表層や中層を狙うエギングでは使うことが少ない方法になります。
活性が低いと感じたら、アピール力の高い多段しゃくり
多段しゃくりとは複数回のしゃくりのアクションを入れ、大きなリフトアンドフォールが特徴になるアクション方法です。 浅場でこのアクションを使うことは少なく、基本的には港湾のような水深が深い場所でよく使われます 。
ドラグはしゃくったときに少しラインが出るほどの緩さがグッド
エギングはドラグをガチガチに閉めて行う釣りではなく、しゃくったときにジリジリとドラグ音がなる程度が理想とされます。これは一般的な釣りをしている方はかなり緩めのドラグ設定に感じるかもしれません。
エギのキャスト前にはドラグ設定を確認し、エギングを始めてみましょう。
おすすめエギングタックル
ダイワ(DAIWA) エギングロッド
エギング専用ロッドは、何度もしゃくりを繰り返しても疲れにくいように軽量につくられているものが多いです。他の釣りにも使いやすいような汎用性の高さも特徴で、ちょい投げ釣りやライトロックを対象にしたロッドとして使うことができるのもうれしいです。
クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE
PEラインは0.6号から0.8号程度を使うアングラーが多いです。これは、最近のエギングは飛距離を出し効率よく広範囲を探ることが求められているためです。
しかし、PEラインを細くするごとにライントラブルも増えがちなため、初心者の方は0.8号から使ってみることをおすすめいたします。
ColorGo エギング ルアーセット
大容量セットで、ケース付きはランガン時に使いやすいです。ボトムを狙うエギングは根掛かりリスクが高くなってしまいますが、このように複数持ち合わせていればエギが足りなくなる心配もありません。
まとめ
激しいアクションを多く取り入れ、しゃくりのアクションを多く使うエギングは、アングラーのテクニックに釣果が左右されることも多くなります。
そして中層やボトムなど、どのような層でしゃくりを取り入れるかがとても重要になり、アオリイカの近い場所で理想的なエギのアクションをすることで、釣果はぐっとあがるといわれます。
アオリイカが捕食したいと思うような場所にエギを投入し、スレていない個体を狙うことができれば、短時間で何杯もキャッチすることも夢ではありません。
みなさんもテクニックをマスターし、満足いく釣果をあがられるようにエギングを楽しんでいきましょう。