パワーフィネスの釣りでリーダーを取り付ける理由とは?

スピニングタックルを用いて釣りをする際、複雑なカバーにライトリグを通してバスを狙う「パワーフィネス」。

パワーフィネスの釣りは、障害物から少し強引にバスを寄せることもできるのでPEラインをメインで使用します。しかし、パワーフィネスをする時にリーダーを付けておかないと思うような釣果を期待できないことがあります。

この記事では、パワーフィネスの釣りで、リーダーを取り付けるのが重要な理由を詳しく紹介します。

目次

パワーフィネスの釣りでリーダーが必要な理由とは?

撮影:筆者

パワーフィネスの釣りは、ベイトタックルでは加えることのできない繊細なアクションを複雑なカバーに送り込めます。

スピニングタックルではライントラブルが起きてしまうようなポイントでも、パワーフィネスのタックルであれば柔軟に対応できるメリットがあります。

メインラインにはPEラインを巻いておきますが、障害物とのスレに弱いことからフロロリーダーを取り付けます。

本来、太いラインをメインラインにすればパワーフィネスは必要ないと思われがちです。しかし、ライトリグを的確なポイントに送り込むためには細めのPEラインが必要になるのです。

とはいえ、PEラインのみでは擦れやすいので太めのフロロリーダーを使用した組み合わせで釣りをします。

リーダーの長さはどれくらい取るべきか?

リーダーの長さは釣り場の状況に応じて変更していきたいです。濃いカバーなどでは長めに取ってあげるので1-2メートルほどになります。

他方、比較的オープンなフィールドである場合は60-90センチほどで十分になります。リーダーも使用しているうちに傷が付きやすいので、時おりチェックをするようにしましょう。

メインラインとリーダーの結び方とは?

メインラインとリーダーを結ぶ際、大きな結び目(コブのような形)があるとガイドに掛かりやすいです。飛距離が伸ばせないデメリットがあるので、コブをなるべく作らないようにしたいです。

そこでガイドのライン絡みを防げる結び方は、電車結びになります。電車結びは、ライン同士を7-10回ほど交互に巻いて締めます。釣り場でも簡単に結べる方法なので、参考にしてみてくださいね。

他にも、より強固な結び方としてはFGノットもおすすめです。

リーダーの太さはどれくらいを目安にすべきか?

フロロラインのリーダーを使用しますが、太さによってバスへのプレッシャーも変わってきます。

使用するリーダーの太さとしては、6-12lbがメインとなります。ライトカバーやオープンフィールドでハードルアーを扱う場合は、6-8lbがおすすめです。

他方、スモラバやカバーに対応しているワームを投げる場合は12lbを使用しましょう。河川におけるスモールマウスバスを狙う際も太めのリーダーが最適です。

パワーフィネス×リーダーにおすすめの組み合わせ

ここでは、パワーフィネスとリーダーの組み合わせでおすすめなルアー・リグについて紹介します。

スモラバ

スモラバは、先端に複雑なカバーにも対応できるガードが取り付けられていることから人気なルアーの一つです。

トレーラーを取り付けて自重を重くすることで、バスが潜んでそうな奥のカバーにまで入れやすくなります。リーダーは太めで、長めに取ってあげるとスムーズなやり取りができます。

PEラインの感度の良さを活かしながら、ベイトタックルでは狙いにくい個体にアプローチ可能なルアーです。

ネコリグ

ネコリグはボトム系を中心に誘えるリグです。ライトカバーを中心に誘えるので、テンポよく誘えます。

ネコリグにおけるバスの反応は繊細な傾向にあるので、ラインの動きを見ながら釣りをする必要があります。ここでも、PEラインの視認性の高さを活かして釣りをしましょう。

スモールプラグ

シャッドや小型ミノーにおける釣りでも効率的にバスを誘えます。というのも、スモールプラグPEラインで巻き取るとしっかりと手元に感度が伝わります。

釣り人への伝達力が高く、リーダーが付いているパワーフィネスであればPEラインの存在によってバスが警戒心を覚えることもないです。

カバーだけでなく、巻きの釣りでも応用できる強みがあります。

セミ系ルアー

PEラインはトップウォーターの釣りで多用されるように、水面に馴染みにくいため浮きやすいです。

トップウォーターの釣りには最適なラインで、小さなシルエットのセミ系ルアーにおいても効果抜群です。PEラインがメインラインなので、セミ系ルアーを浮かせつつも先端のリーダーによってバスへのプレッシャーを低減します。

オーバーハングなどのカバー下を狙うことからも、パワーフィネスとリーダーの組み合わせが活かしやすいですよ。

リーダーを使用してラインブレイクを防ごう!

撮影:筆者

リーダーの存在は、どうしても枝葉の道具として蔑ろにされがちです。せっかく、パワーフィネスのタックルを準備しても魚との距離が最も近いラインが、PEラインかリーダーかによって釣果に差が開いてしまいます。

リーダーを付けることによって、バスの警戒心を下げながらもカバーの釣りを上手にこなせるようになります。

パワーフィネスでしか釣れないナーバスなバスを攻略するためにも、リーダーの重要性について把握しておきましょう!

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