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秋や冬の河川でのウェ―ディングやサーフでの釣りでは、手がかじかむような外気温の寒さとともに、水の冷たさがアングラーが最も気になることのひとつ。過酷な環境は釣りを遠ざけてしまう原因になることがあります。

特に寒い時期には、「予想外に水が冷たすぎて数十分で切り上げてきた。」なんていうこともありがちで、釣りをしたくてもできない日はなんだか虚しく感じますね。

ここでは冬のウェーディングであっても、水の冷たさをいくらかやわらげることができるネオプレーン素材のウェーダーを紹介いたします。
気になっている方はぜひこの機会にチェックしてみてください。

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ネオプレーン素材とは?

別名クロロプレン素材とも呼ばれ、このような素材を使っているウェーダーは冬でも保温力が魅力です。

通常のウェーダーとの違いを簡単に説明すると、ネオプレーン素材は合成ゴムでできており、断熱力が強化された素材といえます。一方そうでない素材のものは、生地が薄く熱を逃しやすいことや安価で購入できる特徴があります。

ウェーダーを購入する際は見た目、価格以外にも、なにでできているのか素材に注目し選んでみましょう。

冬にはもってこいのアイテム!夏以外の使用がおすすめ

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冬や季節の変わり目の寒い時期には保温性が強くおすすめですが、夏は熱がこもりやすい、ムレやすいといったデメリットがあります。
着用中に汗をかいてしまうと、ナイロン製に比べ着脱がしにくく、夏場の着用は熱中症の原因にもなることなどがありますので、暑い季節以外で着用することがおすすめです。

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ネオプレーンウェーダーは、素材の厚さに注目

それぞれのメーカーやグレードのより厚みが若干異なるため、表記されている厚さを比べてみましょう。

生地に厚みがある商品は保温性や破れにくさなど耐久面に優れますが、身体の動かしやすさが少々損なわれることがあります。サーフでの釣行が多く、毎回数キロの距離を歩きながら良いポイントを見つける場合は、動きやすさを重視するタイプの方もいますよね。
生地の厚さは薄いもので4ミリ、対して厚いもので5ミリが主流になっています。

保温性と動きやすさ、どちらもアングラーにとっては重要なポイントですので、バランスを考え選びたいですね。

グリップ力の違いが…靴底の素材に注目

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ラジアルソール

ゴム底になっており、長靴でよく使用されているものがこのタイプです。サーフでの釣りで向いているとされ、グリップ力が高く長時間歩いても疲労を感じにくいです。しかし、水で濡れている磯場や海藻の上などでは非常にすべりやすいという面があります。

フェルトソール

これは靴底が硬いスポンジのようなものででぃているタイプです。ラジアルソールで歩くことが難しい磯場や海藻の上などでは滑りにくいためおすすめです。しかし、砂浜では砂が入り込みやすく不向きといわれ、長く使用しているとフェルトが靴底から剥がれやすくなることもあります。

苔など滑りやすい箇所が多い渓流釣りではフェルトソールが適していますが、海釣りの場面では使いにくいこともあるため、どのような釣り場で釣りをすることが多いかでどちらにするか決めましょう。

冬におすすめアイテム!マズメ製 ウェーダー

冬でも頻繁に水に浸かりながら釣りをする方にとってはマストアイテムといえます。

冬におすすめアイテム!タカミヤ ウェーダー

磯で使いやすいフェルトスパイクタイプのウェーダーです。サイズを選ぶ際はインナーを何枚か着込むことも考慮し、ジャストサイズよりも少し大きめのサイズを選ぶことがおすすめです。

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ウェーダーは消耗品?メンテナンスが長持ちのコツ

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使う頻度が多くなると生地の劣化や岩や貝、ゴミなどに触れて破れることがあり、数年ごとに買い替えることも多いといわれるのがウェーダーです。
長持ちのコツはメンテナンスにあり、釣行後は真水で洗いよく乾燥させることを徹底しましょう。保管時に折りたたんだままであるとクセがつきやすく、そこから生地が劣化しやすくなることがあります。

保管場所の確保は難しいかもしれませんが、ウェーダーはしっかり伸ばした状態で直射日光を避け、風通しの良い場所で保管すると良いですね。保管時にカビが発生することもありますので、ウェーダーの内部には乾燥剤を入れてみてもよいかもしれません。

定期的にメンテナンスを行い、いざ使うとなったときに使えないことがないように準備しておきましょう。車内など温度変化が激しい場所で、洗浄せず長い間ほったらかし…なんてことのないようにしたいです。

まとめ

冬はウェーディングアングラーが減少する傾向ですが、防寒対策をしっかり行うとそこまで寒さを感じにくいこともあります。

寒さで釣りへの気持ちが低下しやすい冬の季節ですが、ネオプレーンウェーダーで寒さをしのぎ、オールシーズン釣りを楽しみたいですね。初めて使う方は、その暖かさにびっくりするかもしれませんよ。