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みなさんは「ハゼクランク」「ハゼクラ」といったワードを聞いたことがありますか?
エサ釣りで狙うイメージが強いハゼ釣りですが、最近ではハゼのルアー釣りが一般的になり、クランクベイトで狙うことも増えてきました。

ここではハゼクランクのポイントや、どのような道具を使うことが適しているかなどを紹介いたします。ハゼクランクに興味のある方はぜひ試してみてください。

ハゼクランクは、ハゼの習性を利用した釣り方法

ハゼは自分のテリトリーに入ってきた魚を攻撃する習性があります。このような習性は鮎が有名ですが、ハゼも同じような特徴を持っています。

ハゼはクランクベイトのような激しく泳ぐルアーに反応しがちで、口を使って攻撃してきます。そのため口にフッキングが決まったときは、まるで捕食したかのような状態で釣れます。

エサを使ったハゼ釣りもとても楽しいのですが、なかには退屈だと感じる方はいませんか?もしこのように感じたことがある方は、ハゼクランクに挑戦してみてください。リトリーブ時にガツンとアタックされたときのロッドへの衝撃は、エサ釣りでは味わえないルアー釣りの醍醐味といえます。

どのような場所で狙う?

ハゼクランクは河川や河口、堤防などで狙うことができます。
また橋脚やテトラのような障害物などもハゼが好むポイントです。基本的には水深が浅い場所が適しており、なかにはハゼクランクの際にウェーディングで狙う方もいます。

水深の目安としては2メートルから3メートル程の水深の場所で狙ってみると良いでしょう。ハゼは岩礁帯がある場所よりも砂場を好んで生息しています。キスやカレイが釣れる場所であれば、ハゼ釣りにも絶好のポイントといえます。

いまいち狙う場所がわからないといった方は、河口域であればハゼがよく釣れやすい条件が揃っていることが多いためおすすめです。
ランガンして狙う釣りになりますので、足場に注意し危険のないように楽しんでください。

どうやって狙う?時期や釣り方

ハゼ釣りは夏の終わりから晩秋がハイシーズンになります。

産卵時期の関係から春には小型が釣れることが多いのですが、シーズンの後半には大型が釣れやすい時期といわれています。本格的に寒くなる前までは、ハゼが良く釣れると言えるでしょう。

大型になると20センチから25センチを超える個体もあり、重量感があるハゼがかかる場合もあります。大型のハゼは根魚のようなシルエットであり強い引きが魅力です。

場所によってサイズのアベレージサイズは大きく異なるため、ハゼ釣りで実績のある場所を探してみることもおすすめです。

満潮でよく釣れる

ハゼクランクは満潮時を狙っての釣行がおすすめです。
これは干潮になると水深の浅い場所のハゼが沖に移動してしまい、ショアから狙える位置にいなくなってしまうことがあるためです。水深が浅い場所は特に潮の影響を受けやすいです。

「ボトムをリトリーブ」が効果的

ハゼは基本的にはボトムであまり動かずに過ごしています。ボトム周辺に生息する魚であるため中層から表層ではヒットしにくいため、しっかりとボトム付近をトレースしましょう。

ハゼが多くいる砂地であれば根掛かりのリスクも少なく、ルアーロストが頻発することもほぼありません。
またハゼ釣りでもルアーのカラーローテーションが釣果に影響することが多いです。アタリがない時間が続く場合は積極的にローテーションを行いましょう。

タックルを揃えよう!

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専用ロッドあり!ライトゲームロッドの流用も可能

ハゼクランクの人気にともない専用ロッドも販売されていますが、まだまだ種類は少ないです。そのためトラウト用やアジ、メバルロッドなどライトロッドを流用することができます。

ハゼクランクロッド

5.6フィートロッドは遠投して狙うよりも、テトラなど障害物付近や足元を狙う釣りで使いやすい長さのロッドです。

リールの大きさの目安

1000番から2000番のライトゲーム用のリールを使います。
アジングやメバリング用のリールと兼用できます。

ラインは何号を使う?

ハゼクラに使用するラインはPE0.4号が一般的です。
PEを使用する理由としては感度の良さと、重量のないルアーでも飛距離が稼げることがあげられます。 リーダーは5ポンド程のものを30センチ程度連結します。

ルアーはカラーが大事

ハゼクランクルアー 赤金

ハゼにもやはりアピールカラーの赤金は効果的で、よく釣れるといわれます。
同じカラーだけでは見切られやすいため、アピールカラーとナチュラルカラーの2種類は最低限用意しましょう。
人気の赤金カラーは売り切れになる店舗も多いです。

ハゼクラ レッドヘッド

ハゼクラでは5グラム前後のルアーを使います。ライトゲームの最大の敵は強風であり、軽いルアーを投げる際は風の影響で大きく飛距離が異なります。
場合によっては、「全然釣りにならなかった。」なんて感じることもありますよね。快適に釣りをしたい方は、風があまり強くない日を狙って釣行することがおすすめです。

まとめ

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ハゼの習性を利用したハゼクランクはエサ釣りとはまた違った魅力があります。場所選びさえ間違えなければ難易度もそれほど高くなく、ファミリーで楽しめる釣り方法です。

みなさんもぜひハゼクランクに挑戦してみてください。

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