テキサスリグはシンプルがゆえにバス釣りの基本を習得する上では欠かせないリグです。そのためマスターできればバス釣りがもっと楽しくなりますし、もっと多くのバスを釣ることができます。
そこで当記事ではテキサスリグに適したタックルやワーム、アクションなどについて解説していきます。
初心者の方にこそ見て欲しい内容です。テキサスリグにチャレンジしようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
テキサスリグとは?
テキサスリグはバレットシンカーにフック、ワームと非常にシンプルな構成で成り立つリグです。バス釣りにおいて最も基本に忠実なリグであり、バス釣りの基礎を習得する上では欠かせないリグと言っても良いでしょう。
シンプルではありますが、あらゆるシチュエーションに対応し汎用性が効くのでとても使いやすいのがポイント。テキサスリグの釣りを覚えれば、他のリグでも応用が効きますしバス釣りに対するコツをいち早く掴むことにも繋がるので、初心者の方が始めに覚えるリグとしておすすめです。
テキサスリグに適したタックル

1.ロッド・リール
ロッドとリールは、シンカーを重くするのか軽くするのかで適するものは変わります。
一概には言えませんが、シンカーが3/16オンス(5グラム)~1/4オンス(7グラム)以上であればベイトタックルがおすすめです。
ロッドは6.6フィート程度で、硬さはミディアムハード、調子はファーストテーパーのもの。リールはルアーの回収に手間をかけたくないので、できればギア比7.1以上のハイギアモデルが使いやすいでしょう。
また、シンカーが1/8オンス(3.5グラム)以下であればスピニングタックルがおすすめです。ロッドは6~6.6フィート程度で、硬さはミディアムライト、調子はファーストテーパーのもの。リールはスピニングの場合もできればハイギアモデルが良いでしょう。
上記に挙げたのはあくまでも目安です。人によっては軽くてもベイトタックルのほうが良いという方もいるはずなのでそこはあしからず。
2.ライン
ラインはベイトタックルであれば10ポンド以上が、スピニングタックルであれば6~8ポンドがおすすめです。
そして素材は断然フロロカーボンが良いでしょう。テキサスリグは底の釣りであり耐摩耗性や感度の良さが必要なためです。
3.リグの作り方
テキサスリグは冒頭でも紹介しましたが基本的にはバレットシンカーとフック、ワームで構成します。作り方は非常に簡単でバレットシンカーをラインに通し、オフセットフックを結んだ後、ワームを取り付けるだけです。
ただ、これではシンカーを固定するものがないのでシンカーがラインを伝って自由に動いてしまいます。もしシンカーを固定して使いたい場合はストッパーというアイテムもあるので好みで使うと良いでしょう。
テキサスリグの基本アクションや使い方
1.フォーリング
テキサスリグのフォーリングは、ストラクチャーやカバーをタイトに攻略したい場合に有効です。
そして、フォーリングは大きく分けると2つ。ラインテンションを張らずに落とし込むフリーフォールと、ラインテンションを張って落とし込むカーブフォールがあります。どちらが良いということはないので、その日のバスの反応やシチュエーションによって使い分けることが大切です。
また、フォーリングの場合、シンカーを重くするか軽くするかでもバスの反応は異なります。もちろんシンカーを軽くするとその分ナチュラルにフワ~と沈んでいくので、それが良い時もあります。
ちなみにシンカーを軽くしたテキサスリグはライトテキサスとも呼びます。状況によってはライトテキサスのフォーリングも試してみましょう。
2.ズル引き
ズル引きはテキサスリグの最も基本のアクションで、ワームが底をゆっくり這うように動かすことを言います。
最大の利点は底の様子が手にとるように分かることで、カケアガリやボトムの変化を察知することが可能です。そのためバスが居付きやすい変化に富んだ場所を見つけることができます。
初めての場所でホットスポットが分からないという時には、ズル引きでボトムの様子を知るのも大切なことです。
3.シェイキング
テキサスリグのシェイキングは先程のズル引きと合わせて使うと非常に効果的です。ズル引きで変化に富んだ場所に探り当てたら、すかさずその場所でシェイキングをしてバスを誘います。
やり方は竿先を小刻みに上下に動かし、ワームをプルプルと震わせます。ゆっくり震わせたり抑揚をつけたりと状況によってアクションを微妙に変えるのもコツです。
テキサスリグに最適なワーム
1.ストレートワーム
ストレートワームはテキサスリグに最も相性が良いワームの一つです。その形状から、すり抜けが抜群に良いのでカバーやストラクチャーをタイトに攻めたい時は出番です。
ストレートワームでおすすめのワーム
2.グラブ
グラブは水中ではテールがヒラヒラと艶かしい動きをします。そのためストレートワームではアピールが弱いと感じる場合はグラブを使うのも面白いでしょう。
グラブでおすすめのワーム
3.クロー・ホッグ
ザリガニなどを模したクロー・ホッグ系のワームもテキサスリグにはとても相性が良いです。特にバスがザリガニやエビ系などを捕食しているフィールドでおすすめします。その際ザリガニやエビを意識したアクションをするのもコツです。
クロー・ホッグでおすすめのワーム
テキサスリグはバス釣り上達への近道
テキサスリグをマスターすることでバス釣りの基本やコツを習得することができます。初めは釣れなくても、ボトムの様子を知ったり僅かでもバイトがあれば徐々に釣るコツが分かってきます。
とにかくまずは変化を探すのがポイントです。その内、ここはカケアガリ、あそこはゴミがある、ゴロタがあるなど水中の様子が手にとるように分かってきます。そうすれば釣れる確率はグッと上がります。
テキサスリグなどを用いて釣れる場所を感覚的に覚えることが、バス釣りにおいては大切です。